メガネモチノウオ | 海坊(インボウ)

海坊(インボウ)

魚達との一期一会を紹介しています

昨日のこと

島は今年入ってから初めてじゃないかと思われる「熱い」と感じるまでの天気。
雲一つない空とかんかん照りの太陽、そして無風…
もちろん海は凪ぎ

となれば当然向かうは海
先々週のカンパチに引き続き、今日もカンパチ狙いで島の北部に車を走らす


途中、貸していたクーラーボックスを返してもらいにK氏宅に寄ると
「今から魚突き?じゃあ今夜呑み会ね!」
と先制パンチを喰らい、魚が獲れてから決めようと必死に断る抵抗虚しく
今夜の呑み会決定。

今日向かうポイントは昨年、丁度この時期に潜り、20Kgサイズのカンパチ・GT・磯マグロを一度に見たことのある超大物ポイント

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海水を利用してウェット着用中

潜ってみると、今日は濁りが全くなく、凄い透明度。加えて明るい陽射しのおかけで、海の中はどこまでも遠く見渡せる。水深20mはあるどん深の底と根があまりないこのポイントは、まるで水槽の中で泳いでるかのような錯覚に陥らせる。
普段、濁っている時、こういうポイントは怖くてしょうがないんだけど、とかく今日に限ってはすこぶる気持ちいい

すぐ、自分程の大きさもある(水族館でお馴染みのナポレオンフィッシュ)が水底付近をゆっくりと漂っているのを発見し、興味がてら潜って観察する。凄い迫力に感動!
今日はこの水深でもサイナスが起きず、すこぶる鼻の調子が良い模様。

…メガネモチノウオに夢中になっている途中、視界の横端から体長65cm重さにして4Kgはあろうかというヒラアジ(カッポレ?)が偵察に来たので、慌てて銛を発射するもうまいことかわされてしまう

その後、スジアラに巨大フエダイ等追っかけまわすも、やはりこの水深になると「待ち」がままならず勝負にならず。
ポイントをぐるっと一周したところで、「別に獲れなくてもいいや、今日はこんなに海がきれいなんだから素潜りを楽しもう」
そう思い直し、再びメガネモチノウオと戯れる。

興味を示すわけでもなく、かといって警戒して逃げるわけでもなく、距離を保ってマイペースで泳ぎ続けるこのメガネモチノウオに、神々しささえ感じ夢中になって見ていると、またもや視界端から大回遊魚が偵察に!

気を落ち着かせ、気付かないふりをしつつ、視界の端で動きを捉えて銛を向け発射!

銛先はきれいに鰓横を捉え余裕の捕獲

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2回連続のまたしてもヒレナガカンパチ

今日は呑み会。はたして運が良いのは俺なのか、K氏なのか。

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72cm 4.4Kg


島に来て3年目、ここ2回連続でよい魚が獲れたのは、運が良かったのも当然ながら、2年間蓄えた経験と知識がここにきてやっと咲き始めたと感じています。やはり経験に勝るものなし!

で、本日は通称「徳之島三十路独身会」のフルメンバー4人でK氏宅で宴会。

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K氏の箸も軽快に進む模様

メンバーの一人、S氏の実家の千葉県は我孫子産の吟醸酒と、K氏の秘蔵焼酎「伊佐美」をちゃんぽん呑みし、島人の身内話から東京都知事選まで話題は盛り上がり、みなさんへべれけになるまで酔っぱらったのでした