双字(ソージ) | 海坊(インボウ)

海坊(インボウ)

魚達との一期一会を紹介しています

三連休最終日
二日間涎を垂らして眺めていた凪いだ海。
今日は鼻かぜもやっと直り(というか鼻薬で強制喚起)、島の北部まで車を走らせた。

狙うはカンパチ!
過去のしまんちゅの釣果と昨年の目撃から、この時期(2月から5月)に島の沿岸部に回遊してるだろうと推測していたので、潮通しのよい(良すぎる)ポイントを選ぶ。

ところが…

入水して20分、進んだ距離にして50M位。
予想と反して時間が経つに連れ上がっていく息と、顔面からの吹き出る汗の蒸気で止まらないゴーグルの曇りでこのポイントを早々に諦めることを決意。
…今日は大潮だ。

先日知り合いから釣りのポイントとして教えてもらった島の北東部のとあるポイントに場所を移しリトライ。

潜るや水深10~15mの水深からいくつもの根が幾重にも張り出している、最高のポイントであることに大喜び
ただ、この時は潮通しが悪いのか、濁りが結構あり、Goodな魚も見当たらない。

途中、良型のフエダイを射程外(のつもり)から打つがかわされて岩に直撃する。
意外にも、ゴムを変えて飛躍的に飛距離が伸びていることを確認。

その後、諦めきれず、二時間も泳ぎ回って、そろそろ「俺、何やってんだ~」と思い始めた頃。
何やら見たことのある大きな青物が底を泳いでいるのを発見!
あれはもしや…!!

すかさず必殺技、「人間落下岩(…意味不明、自己流の誘い方)!」をかます!

「なんだあれ? 人間?、岩?(たぶん魚の気持ち)」
好奇心旺盛で一目散に走り寄ってきたのは…
我らがカンパチ先生(ヒレナガカンパチ)

中層7mくらいで正面対峙し、ドキドキで見つめ合う。

一瞬、射程はギリか?とも思ったが、ゴムを変えて射程が伸びてることを思い出し、思い切り発射する。

次の瞬間、強烈な走りを見せるヒレカン。

根によるラインブレイクは避けたいのでフロートラインはなるべく使いたくない。
が、銛先が魚体を貫通してることを確認したので、引きゴムのテンションを最大限利用して、好きなままに走らせる。
潜って間もなかったので息も余裕のまさに犬の散歩状態。

その後ヒレカンは疲れてきたので、銛を手繰り寄せ、脇に挟み浮上。
勝負あり

ついに島にいるうちの最大の目標であるヒレナガカンパチをゲット

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陸上後撮影(愛銛と)

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帰宅後撮影
ヒレナガカンパチ(島名:ソージ)

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計測写真 74cm 5Kg

帰宅後、わが友人F氏の身柄を確保し、居酒屋へ強制連行。

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居酒屋「鳥金」にて舟盛り

呑めない呑み友F氏と、魚を舟盛りにしてくれた鳥金の兄ちゃんと、島の魚と鮮度について熱く語りました。

…思えば魚突きを始めて丸3年。
毎週のように潜っては獲れない日が続き、周りからは危ないだのキチガイと呼ばれ(そりゃ当然だ…)たが、今こうやってある程度カタチとなり、友人と自分の突いた魚を囲って楽しく呑むことができた。なんと幸せな事だろう。

そんな思いを胸に、今日という日は最高の思い出となって過ぎて行ったのでした

でもまだまだ目標は高く尽きない!
次は10Kgオーバーのカンパチを獲るぞ