なぜ茶花が日の目を見なかったか?
もともと茶は日本に薬草的意味あいをもって伝わって来ました。
そこで茶の生産者は養分を茶葉に送くらせる為に、
より旨味のある優れた茶葉づくりに励んだからです。
公家や将軍様により美味しいお茶を献上するために
茶葉作りに精を出したのです。
茶花には目もくれなかったわけです。
むしろ茶花は邪魔者だったのです。
だから茶の生産者は花が咲く前のつぼみの状態の時に
全て刈り取ってしまいます。
その量は年間数百トンと膨大な量を廃棄しております。
このようなことから一般の人が茶花を見ることもなかったのが頷けますネ。
茶の樹に花が咲く事を知らない人10人中7人はいますね。
それぐらい知られていないのが現状です。
一部茶道では茶花「ちゃばな」として用いられます。
又土に落ちた茶花の力のお陰で「サポニンの力」で
根からの養分を良く吸収するようになると言われています。
この作用を利用して現在肥料の中に茶花を入れているものもございます。
茶花は捨てないで観葉植物の栄養剤に利用できます。
成長が違います。
葉の勢いが違いますよ。
もう一つの理由は茶花の味はけっして美味しいものではありません。
人にもよりますが茶花の甘さを、渋いとか、えぐいとか、
苦い味が上回ります。
このような薬草的な味がすることから
一般の庶民には広がらなかったようです。
どちらかというと昔の人は
茶花
を石けんやシャンプーに使っていたようです。
とにかく茶花のサポニンは気泡性に富みミクロの泡を出します。
本当に細かいクリーミーな泡が出るんですよ。
この日の目を見なかった茶花
が
最近の研究で どのような事が分かったのでしょうか?
続く・・・・・・・