【クマ取り】脱脂と裏ハムラの違い | 美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

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あじまビューティークリニック・院長の安嶋康治(あじまやすはる)です。

クリニックで行っている美容医療のご紹介から、プライベートのお話まで、色々な事を書いています。
是非ご覧ください(^^)

◆形成外科専門医◆

いつもブログでちょこちょこ

書いていることですが、

とても大切なことなのでまた書きます鉛筆


脱脂と裏ハムラ法の違い

 

ネットの広告やテレビCMなどで有名な

経結膜脱脂術(いわゆる脱脂)


そして、


知る人ぞ知る、裏ハムラ法


どちらもクマを治すための手術ですが、

どういう違いがあるでしょうか?




実際に写真を見てみましょう。


こちらのクマの原因は、なんでしょう?



膨らみと共に、目頭から斜め下に伸びる溝。

つまり「凹み」の要素もあります。




脱脂脂肪を取るだけのシンプルな手術で、

凹みはそのまま放置です。



このようなクマで脱脂をすると…



凹みが目立って、クマを取ったはずなのに

治ったように感じない

という不満が生じる可能性が高いです。




こちらは、脱脂後の形態の典型例。


膨らみが取れたら、今度は凹んで

皮膚も黒くなって見えますね。


これではクマが治ったとは言えません。


脱脂後に注入治療も加えて、綺麗になりました。








一方、


裏ハムラ法は、

眼窩脂肪を捨てずに移動させ、

溝(凹み)も治すことができます。


ボリュームとして失うことがないですし、

余分なボリュームを不足部分に移動させるので

余計な凹み感が出ることはありません。




全体像は、こうです。

凹んでいた溝まで治っているので、結果的に

「クマが治った」という認識になるのです。





膨らみも溝も改善できる裏ハムラ法よりも、

脱脂はできることは少ないのです。





つまり、裏ハムラ法

脱脂よりも良い結果を得やすい

ということになります。



では…

なぜ世の中では

裏ハムラ法より脱脂が
盛んに
行われているのか?


理由としては、


● 裏ハムラ法は高い技術力が必要であること。

(脱脂は美容外科医になったら初期に覚える手術)


● 脱脂は治療に時間がかからないこと。

(私は、脱脂は約15分・裏ハムラ法は約1時間です)


が挙げられます。



つまり、


若いドクターやカウンセラーを

たくさん雇ってベルトコンベア式に

患者を回しているクリニックにとっては、

脱脂は格好の金儲け手段なのです。

 


安い広告で餌を撒き、受診した患者に

高額見積を出して当日契約を強要する

という、嘘のような恐ろしい話が

全国で行われています。

消費者センターへの相談が数年で何倍にもなっています。



みんなが気にしているクマ…

それに目をつけている悪徳クリニックは

たくさんあります。


本当に注意してください。


 


 

 

 

流行りの手術だからこそ、

ぼったくりや失敗など危険も潜んでいます。


クマが気になる方は、

是非経験豊富な安嶋にお任せください