ロシアの侵攻は、ウクライナのNATO加盟に向けた動きへの反発から起きました。
にもかかわらず、今このタイミングで中立国のフィンランドが加盟申請しようとしており、スウェーデンもそれに追随しようとしています。↓
<抜粋>
" イギリスの複数メディアは、「ロシア軍が隣国・フィンランドとの国境に向けて、軍事車両などを移動している」と報じました。
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フィンランドのマリン首相は13日、訪問先のストックホルムでスウェーデンのアンデション首相と共同会見を行い、NATO加盟を申請するかどうか検討を急ぐ考えを示しました。フィンランド マリン首相「ロシアのあらゆる行動に、備えなければなりません。(NATO加盟を)早急に検討し、数週間以内に判断したい」
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フィンランドは、ロシアと1300キロにわたり国境を接していて、1917年にロシアから独立しました。これまで、隣国・スウェーデンと共に「軍事的中立」を掲げ、NATOに加盟しないスタンスを維持しました。ただ、フィンランドのマリン首相は、今回のウクライナ侵攻で「全てが変わった」として、「NATOの集団防衛以外に、安全を保証する手段はない」と危機感を強めています。フィンランドは、これまで当時のソ連と戦争をしてきた歴史があり、実際、人々は長い間、ロシアの脅威を感じながら暮らしてきました。
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フィンランドとスウェーデンがNATO加盟にかじを切ったことは、「歴史的にも非常に大きな転換点」だということです。
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今回、両国がNATOに加盟することになれば、中立的な立場の国がなくなってしまうことになります。NATO側にとって、この2か国の加盟はプラスなことなので、申請をすれば、「比較的、すぐに入れるのではないか」とみられています。
一方、ウクライナは、ロシアとの紛争を抱えていたため、NATO加盟には、高い壁がありました。ただ、フィンランドとスウェーデンは、NATOとの防衛協力の歴史も長く、軍事訓練なども行った経緯があります。さらに、「自由」や「民主主義」といった西側諸国の価値観も共有しているということなので、後は手続き上の問題だけとみられています。
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鶴岡氏は「ロシアはNATO拡大を止めるために、ウクライナを侵攻した。逆に、NATO加盟国が増加しそうな状況になっている。これは、ロシアの『オウンゴール』としか言いようがない。さすがに、この事態はロシアも予想していなかったはずで、『今回はロシアの大失態、誤算だった』と言えるのではないか」と分析しています。
ウクライナで苦戦しているロシアが、実際に今、フィンランドなどに攻め入るとは考えづらいとみられていますが、既に、国際秩序は大きく変わり始めています。ロシアにとって、自らの誤算が招いた代償は高くつきそうです。"
<抜粋終わり>
「NATOに加盟」ということは、米国の「核の傘」に入るということです。
日本では今でも、「米軍基地が攻撃目標になる」と言う野党や、核抑止力(核共有でなく核の傘に入ること)を疑問視する声もあるが、長年、ロシアの脅威に晒されてきた国の判断は違った。
もちろん、短期的には大きなリスクが伴うし、現実にロシアは脅し(?)を掛けてきている。
それでも「中立」は不安定であり、ロシア軍に余裕のない今が絶好の機会と見たのだろう。
ウクライナにとっては、ロシア軍の兵力分散は歓迎だろう。
フィンランドにミサイル攻撃がないことを祈るばかりだ。
