「欧米でも韓国でもできてることがなぜ日本でできない?」
とよく言われるが、オミクロン株の莫大な感染者数になると、どこも対応しきれてない。
英国でも手術前検査の結果が出ず「予定日に手術できない」などの問題が生じている。
検査だけじゃなく、入院病棟の区分けの問題も深刻だし、普及の施術がいつまでも待たされるなど、医療関係者からも市民からも不満が噴出している。↓
<抜粋>
"感染対策が次々と緩和されていったわけだが、2月上旬のコロナ新規感染者数は1日8万人前後、全国のコロナ患者の入院者数は約1万5000人。この数字を見る限り、「イギリスのコロナ感染はもう安泰」と思う人はそう多くはないだろう。
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接種会場では、受け付けを済ませた後にファイザーかモデルナかを自動的に割り当てられる「ロシアンルーレット」方式が採用され、「患者には可能な限りの選択肢を与える」という通常のNHS医療はワクチンに関してはあてはめる余裕などない。
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一方、イギリス中の病院は今でも病床を埋め尽くすコロナ患者には頭を抱える。だが、その状況は昨年までのコロナ重症患者のときとはまったく異なっている。コロナ以外の病気やケガがきっかけで入院する患者に、コロナ感染が見られるケースが圧倒的に多いのだ。
私は12月からしばらく救急外来の応援に回されていたのだが、どんな病気・ケガであれ、要入院となった患者は必ずPCR検査をし、陰性、陽性を確認する。オミクロン株が出現した頃からの傾向として、入院時のPCR検査で初めて自分が陽性であることに気付くケースが増加している、というのがある。
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「症状にかかわらず、コロナ陽性である以上はコロナ感染病棟に入れるべき」というのが私の勤務先で当初とられていた方針だが、そこで、なんと「無症状でワクチンも3回目を終えている。入院の理由となった診療科の病棟に入院させてほしい」。こんなリクエストが患者から次々と出たのだ。
・・・しかし、無症状とはいえ、陰性患者だけが集まる病棟に陽性患者を入れることはできない。他の患者への配慮はもちろん、妊娠中や重症化リスクのある基礎疾患のあるスタッフも多く働いているからだ。
そこで設けられたのが、「コロナ以外の病気・ケガで入院する陽性患者の病棟」。・・・これにも問題は残っている。
その1つは、患者がかかっている診療科によって主治医はバラバラで、治療計画や看護計画もまったく違うという点だ。・・・こうした「何でも屋病棟」の看護師の負担は小さくない。
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また医師にとっても負担は大きい。自分の担当病棟での回診などを終えてから離れた「コロナ陽性病棟」まで行き、PPE(防護具)を装着して、コロナ陽性患者の回診をするのだ。この態勢が期間未定で続くとなると、スタッフも心身ともに疲弊をしていく。
さらに病院スタッフを振り回すのが、手術予定患者のPCR検査結果だ。・・・通常、検査結果は48時間以内に出るはずだが、増加するPCR検査数のため、手術日の朝にならないと検査結果が出ないことがある。
・・・・・(込み入った事情説明のため省略、リンク元参照)
・・・手術は延期となってしまう。
このように、現在のイギリスの多くの病院が抱えるコロナ問題は患者の重症化ではなく、PCR検査の陽性と陰性で各部署を巻き込んでタッフが振り回されることや、不要に手術が延期をされることだ。どんなに各部署が努力を重ねてもPCRの結果で手術のキャンセルと空き枠は避けられない。
かたや、イギリスの待機手術は過去にないほど長い待ち期間となり、肩や膝など不急の手術では待ち期間の改善が課題になっている。"
<抜粋終わり>
英国の入院者数は約1万5000人、日本は約2万6000人、人口比では大差ない。
世界有数の検査体制を誇る英国。
あぶり出される陽性者数は日本より多いが、これだけ増えると陽性だからと言ってどうこうできるものではない。
死者数は日本より格段に多いが、国民はそれを許容した上で規制緩和を望んでいる。
医療資源に限りがあるのはどの国も同じだ。
