かなりシビアな話なので、心して読んでいただけたらと思います。
関西ローカルのニュースで、刑務所で服役中の受刑者を真っ当に刑期を真っ当すべくある医療刑務所の存在を取材してました。今回は、無期懲役の受刑者が入院している病院内なんですが、癌だの腎不全だので、何度も手術した受刑者もいて、抗がん剤治療や放射線治療、透析などの施設もあるのですが、その治療費は政府から支給される我々の血税で賄われています。
当然、医師もいるわけですが、待遇が低いなどでやめる一方、その責任が看護師にのしかかってくるという内容でした。
ここで、ひっかかったのは、罪を犯して、世間では治療もできない患者さんがいる一方で、医療刑務所では、我々の血税で普通に治療を受けられるという矛盾。
おかしくないですかね。
まじめにお金を切り詰め、生活している方が多い中で、刑務所ないでは服役者の負担0で医療が行われていて、それも税金で賄われている。
これこそムダ金ではないでしょうか。医療人が言うのは如何なものかとは思いますが、犯罪を犯してるのに、生命の維持を保証してることが、おかしいと考えます。私の努める小さな病院にも、病と闘ってる患者さんがいるのですが、取材された医療までできていないのが実状です。
確かに、命は尊く平等だとは思いますが、人を殺めた受刑者に、治療をするお金があるのなら、まともに苦しい生活を余儀なくされてる方に、使う方が優先されてもいいのではと思います。ちなみに、生々しい話ですが、抗がん剤治療で、1人で500万円つかうケースもあります。