実はまだちゃんと診断書を書いてもらったりはしてないので扱い上は「未診断」なのですが、主治医からほぼ間違いなく自閉症と言われています。

 

前回からの続きです。

 

2021年の4月に娘は大きな病院の小児精神科へかかりました。

最初の診察は先生がこれまでの成長過程を聞きながら娘の様子を観察して終わりました。

特に先生から何かお話を聞くこともありませんでした。

 

その時に発達検査とその結果を聞く日の予約を入れました。

 

そして1ヶ月後、娘の2歳のお誕生日の2日前に発達検査、お誕生日当日に結果を聞きに行きました。

 

 

初めての発達検査はもう最初から散々でした。

検査の種類は新版K式。検査にも著作権があるようなので内容ははっきり書けませんのでご容赦ください。

 

最初は運動発達の検査でした。「なぜここ!?」というくらい薄暗くて怖い感じの場所で、怖い雰囲気に娘、号泣。私に助けを求めて泣き叫び、結局あまり検査になりませんでした。なので普段どんな様子かを私が答えました。

 

さて、運動検査での号泣を引きずりながら検査室へ入室。ここがまた大人用の折り畳み机と折りたたみ椅子しかない部屋で、どう考えても娘が集中して何かに取り組める感じではない環境でした。本当は親は同室しない方がいいみたいですが、明らかに机と椅子のサイズが娘に合ってなかったので同室を許可され、娘は私の膝の上で検査を受けました。しかし最初の階段の課題と言い、この子供に検査を受けさせるにはそっけない部屋と言い、この心理士の先生大丈夫なの……? と私は不信感を抱きました(しかしその後この先生があの短い時間でめっちゃくちゃしっかり娘を観察してくれてたことが分かるのですが)。

 

 

私の膝の上だったからか、さっき薄暗い場所にビビって大騒ぎした割にはここでは比較的落ち着いて課題に取り組めました。

 

できたの6割、できなかったの4割ってとこでしょうか。

そして詳細を書けないと言いつつこれだけは書かせてもらいますが、絵を見て「自動車はどれ?」って聞く課題。

 

先生が絵を出した瞬間に押しのけて泣きながら検査拒否!

 

分からんことはやりとうない!

 

後につみきの会のF代表に「この子はプライドが高いね。だからできないことはやりたくなんだよ」と言われるわが娘ですが、この頃からすでに片鱗が見えていたんだな。

 

この時の娘の出来ない様子を見て、正直「こ、これは……」と思いました。

 

でもね、親って実際に先生に言われるまでは期待を持ってしまうものなんですよね。

覚悟を決めて結果を聞きに行ったはずでしたが、先生の口から出た「ほぼ間違いなく自閉症」という言葉の破壊力は凄まじいものでした。

 

長くなったので次回に続きます。