道友会 日曜日
日曜午後の稽古。
曇り空の下、あまり暑くもならず、湿度も低めで過ごしやすい。
二度の乗り継ぎが上手く繋がらず、また自分のボーンヘッドもあって、移動に手間取ったものの何とか時間前に港東スポーツセンターへ着くことができた。
早く来てくれていたメンバーが素早く動き、5分ほどで準備が終了。
13名が整列して、正座、黙想の後、稽古を開始。
準備運動、受身、膝行での入りの際に、右膝に異常を発見。
触ってみると内側前後に、原因不明の痛みあり、準備運動は、ウォームアップのためだけでなく、身体の状況を確認するためのものでもある。
時に不調な部分や傷めている部分の回復具合を知ることができる。
逆半身片手取りを取らせて、または、取りに来たタイミングでの腕の上げで稽古に入った。
しっかりと取らせたところから、肘を落として手首を螺旋に立てる使い、触れた瞬間に接点を作り手先を立て相手を浮かせる腕の使い。
腕の使いだけ、または、そこから動いて相手を崩しきるところまで。
同じ取りから、当てて抜く、一歩引きながら相手を呼び込んで手首に乗せる、また違った使いでの腕の上げ。
そこから、また、さらに抜く、相手との接点をどう使って、技へと繋げるか。
取らせたところから感じ取り、動きに繋げ、それをさらに自由に技へと繋げる。
この腕の使いは天地投げでも使われている腕の使い。
両手取りに変えて、相手が取りに入って来たところで前へ出るタイミングを合わせての天地投げ。
天地投げの出る動きに続いて、取らせた両手を一旦当てて、そこから瞬時に下方へ抜いて相手を転がす呼吸投げ。
受けた相手の力を、つっかえ棒を抜くように、その力の方向へ放ち、相手を転がす。
出る、下がるに続いて、当てて抜く使い。
取らせた両手を一旦当てて、抜いたタイミングで瞬時に入る天地投げ。
タイミングが合えば、相手は浮き上がるように瞬時に崩れ、そのまま下へ落ちてくれる。
抜いたタイミングで相手を不安定に変え、瞬時に崩しきる腕の使い。
流れでの技は、相手の力の方向と移動に合わせ、自身の身体の出し入れで決まる。
出す引くの動きで技を続ければ、リズムも生まれ、いくらでも連続した動きが可能となる。
ここまでの稽古は、身体とシンクロさせた腕の使いと体の出し入れ。
両手取りで、もう二型。
呼吸で上げ、一歩踏み出し、片膝を落とし身体を真っ直ぐ下げて、腕を後方へしゃくるように振っての頭越しでの呼吸投げ、さらに僅かに入りながら、下の手を伸ばすように送り、もう一方の手で相手の肘を極める肘極めから相手を転がす肘極め投げ。
座技呼吸法は、このところ続けている。
上げたところから抜いて相手を不安定にして転がす呼吸法。
昇級者3名に証書を渡して、稽古を終えた。