道友会 水曜日 | 神ながらの道

道友会 水曜日

このところ連日、気温は30度を超えているとのこと。

さらに湿度が高く、じっとりと暑い日が続いている。


北角スポーツセンターへ着くと、Kさん親子とR君が待機していた。

何名かが現れたのを汐に着替えに行くと、さらに数名がチェンジング ルームに現れた。


皆がきびきびと動いてくれ、短時間で準備を終了。

開始後数名が加わり、17名で稽古を行った。


ゆっくりと準備運動、日本にいた頃は決して身体の柔らかい方では無かった自分が、ここでは、柔らかい部類に属するほど、欧米、香港人ともに身体の硬い人が多いと感じる。

それでも、意識して柔軟に努めていれば、次第に柔らかさは増して来る。


受身、膝行に続いて、後両手取りを深く呼び込んでの呼吸法から。

重心を落とし、体を僅かにひねりながら腕を送って、相手を呼び込む。

背面へ踏み込みながら、腕を振り上げ体を戻して、呼吸法に捨てる。

入りの動きなので、ゆっくりと、大きく動いて、受けを後方に反らせて落とすように稽古した。


後両手取りを続けて、一教。

手首を取らせ、相手が背面に回り、二の手を取るタイミングで一歩前。

中心を落とすにの合わせ、肩を回しながら肘を送るように手首を返す。

これで相手は浮いて崩れるので、そこから低く導いて、膝前の一教の収め。

前へ出て表、背面へ踏み込んで転換して裏技。


止まるのは、腕の導きが高い場合がほとんど。

低く導く、膝を柔らかく使い中心を落とす、さらには取らせた腕の返しなど、個々の動きを確認しながら精度を上げていった。


後手に両手を取らせることを恐れて腕を硬くしないこと。

後手に取らせるにしても、両腕は相手にくれてやれば良い。

しっかり取らせても、後を振り返るように体を振る、突き上げられても腕を硬くせずに、自然に下へ伸ばせば腕は動く。


緩んでいれば、いくらでも動ける。

逆に筋力を使い硬くなれば、相手に押さえられ動きは止まる。

後両手取りからの腕の使いに特化して、しばらく動いてみた。


後両手取りを取りに来たタイミングで流れで動く。

最初の手首を取らせたタイミングで入身転換し、相手の手首を取って流れでの三教。

流れで自然に取れる技、手首は簡単に決まるので、表裏への崩しの動きを正確に動くように意識しての稽古。


神ながらの道-Tachiichi 逆半身片手取りに変えて、呼吸投げ。

中心から動く、中心から体を振る、技としてだけでなく、体幹を作るのに良い運動でもあるので、このところ高頻度で呼吸投げを動いている。


10分ほど時間を貰い、五級とジュニアの審査の確認。

稽古では頼りないようにも感じるジュニアのメンバーも、いざ審査や演武となると動きが一変し、期待以上の動きを見せてくれることには、毎回驚かされる。

緊張が集中度を上げてくれる良い例だと思う。


稽古に戻り、逆半身片手取りを取らせて、または流れからの入身投げ。

取らせた場合の手首の切り、流れでの入りのタイミングに意識を集中して動いてみた。

下段の切りでは、手首は動かさず、もう一方の手刀の手首へ接点を変えて手首を切る。


逆半身片手取りでもうひと型、一教。

踏み込んで当身、踏み変えての崩しから手首を取って一教の表裏。

見取りを動いた後、C君に相手をしてもらい、切れ間無く動かせてもらい良い稽古をさせてもらった。

集中して動いて、座技呼吸法で終了。