60台でという勝手な期待には1打及ばなかったものの、アース・モンダミンカップ最終第4ラウンドを3バーディー1ボギーで締め、トータル1オーバーの47位Tに入った横峯さくらプロ。最終9番ショートホールを第3Rに続いてボギーとし、第2Rに続くノーボギーラウンドとはならなかったが、1stリランキング後最初の試合で約4.6㌽を獲得した。最後のボギーなかりせばもう2.4㌽余積めていたが、そんな画餅勘定より3試合続けての予選通過に意味がある。どうやら上り調子に意を託しても失望には至らなさそうである。

 通常の試合行程であれば、今週もそんな上り調子に期待が膨らむところなのだが、なにしろ長い長い5日間にわたる試合を今日終えたばかりで、練習ラウンドをはさみ中二日でまたティーオフである。ただでさえここまで9連戦の後1週休んでまた6連戦をこなしてきた。外野の目からは「ここはひと息入れるべきでは」と思える。

 しかし、さくらさんはむしろ「ここは間を空けずに」と考えそうだ。先週からの4日間大会4連戦は、その後1週休みとなるので皆勤の構えでもあろう。来週のミネベアアツミレディス北海道新聞カップの舞台である真駒内カントリークラブ空沼コースは今月初め、大学の部(もちろんゴルフ部ではない)のOB会ゴルフツアーで回ってきたコース。また再来週大東建託・いい部屋ネットレディスが開催されるザ・クイーンズヒルゴルフクラブは、秋のOB会ツアーの開催予定地。その分、さくらさんたちの試合に対する興趣も高まる。

 だが、期待の裏に不安も宿る。「さくらさん、疲れから持病のめまいを発したら」

 仮にそうなったら天が与えた休養と思って心身の切り替えを図る以外ないし、ファンとしては「少なくとも2ndリランキングまでは発症しないで」などと願うしかない。