サントリーレディス最終日。折り返してノーボギーで3打伸ばしている状況を見て「何とかあと2打」と念じたが、結局トゥデイ1アンダーのトータル2オーバー44位Tに終わった横峯さくらプロ。2アンダーで20位台という珍しく難しい試合のここは、50位を大きくはみ出している暫定リランクを元々のQTランク40位ぐらいには戻すチャンスだったのだが。

 それでも、とりわけ二日目・三日目に気温上昇とピン位置によってグリーンが大きく難しさを増した中で、頻繁にラフにつかまりグリーンを外しながら大きく崩れることなく耐えるゴルフを見せてくれたのは、彼女の底力というものだろう。

 4日間でボギー11個は4アンダー16位Tの申ジエ選手、5アンダー13位Tの小祝さくら選手と同じ数。6アンダー6位Tの鈴木愛選手より1個少ない。トラブル対処の技と集中力で、居並ぶショットメーカーたちと渡り合ったわけである。

 スコアの差はとりもなおさずバーディーの数ということなのだがーー僅かに届かない、僅かにカップを逸れるパットがいつかハマってスコア爆発につながる日が来るのか?今のままでは来そうもないのか?ーー正直分からない。彼女のひたむきな努力が報われることを期待する気持ちに変わりはないが。

 

 ともあれ、11試合ぶりの予選通過で6ポイントを得たものの暫定リランク50位にも届かなかったさくらプロ。体力的には辛いが常の如く最善を尽くすべくリランキング前最後の試合、今週のニチレイレディスの出場権を得るため11日火曜日の選考会に出場してくるに違いない。