ノイラミニダーゼ活性部位に対し荒っぽく結合するからw

荒っぽいとは?
デブリュックがエロゲーのでかい看板の店に入っていくときのリュックみたいに

疎水基で
ノイラミニダーゼの構造を無理矢理広げて
活性部位に結合する


あ、リレンザは品行方正に
ノイラミニダーゼの活性部位に
グアニジン系部位が
NIの活性部位と強くがっちり結合する


シアル酸(NeuAc+NeuGc+…)が陰性荷電持てるのは
COOH基、OH基のためでしょ?

HAが膜融合できるのは
受容体(シアル酸)部分で

シアル酸のグリコシド結合を加水分解する酵素が
ノイラミニダーゼ


酵素には活性部分がある
NIは活性部分を使ってシアル酸のグリコシド結合を
酸加水分解する

NIの病毒は
シアル酸(NeuAc+NeuGc+…の糖鎖に
COOH基、その他の残基)を
酸加水分解


  ‐シアル酸‐
──┐ │ ┌────
 ┌┘/│┌┘NI
 ├COOH基└──┐
 └┐ OH基  │
 NI│ (-)   │
  │ │   │
  └─┴───┘
 NI  (+)
      ↑↑↑
この活性部位を他の物質で埋めれば
ノイラミニダーゼは全く仕事ができなくなる
       ↑
埋める物質がインフルエンザ薬になる

      ↑
この活性部位はシアリダーゼ活性

活性部位が変化する塩基配列変異が起こると
インフルエンザ薬は活性部位に結合できなくなる

NA蛋白(分節)にR292K
(メチオニンから数えて292番目のアルギニンがリシンになる)




リレンザは品行方正でNI活性部位にがっちり強く結合

(タミフルの野良ぶり(疎水基でNIの構造を押して活性部位に入るがゆるく結合)」


リレンザはタミフルより以前に発売されていたインフルエンザ薬だが


2-deoxy-2,3-dihydro-N-acetyl-ノイラミン酸
シアル酸疑似体で
ノイラミニダーゼ活性部位でシアル酸と拮抗する


この物質(2-deoxy-2,3-dihydro-N-acetyl-ノイラミン酸)


ノイラミニダーゼが
X線結晶構造解析で
立体構造が判明するようになる


2-deoxy-2,3-dihydro-N-acetyl-ノイラミン酸
を基礎に

よりノイラミニダーゼの活性部位に強く結合し
シアル酸の結合を阻害する物質を
       ↓
分子をコンピューター設計して作ったのがリレンザ


欠点が吸入薬なこと、高価なこと

その後手軽な内服薬のタミフルが開発され普及したが

タミフルの副作用を否定できない十代のインフルエンザ脳症か一時問題になり
またH275Y変異のタミフル耐性ウィルス問題で
リレンザも必要とされ再評価