少し間が空いてしまったのですが
前々回
前回
の続きです。
まさかこんなに長くなってしまうとは…笑
退職します。
半端な気持ちではなく、辞めないことはもう絶対にないです。
まっすぐな眼差しで後輩はそう言いました。
いやっ、でも、君が退職することはないんじゃないか、あの人達がいなくなればいいじゃないか…
本音はもちろんそうですが、実際そう簡単なことではありません。
私のように木っ端微塵に壊れてしまう前に逃げるのは得策だと思います
優秀なので、これからいくらでも輝く未来を切り開くことが出来るでしょう。
寂しいけれど。
これまで一緒に仕事が出来たこと、先輩の私が学ばせてもらうことも多くて、本当に楽しい時間でした。
若いのに、壊れかけた人を支えながら仕事するのもつらかろう…
こうして、物理的にも精神的にも支えを失ってしまった私は、そのまま倒れて完全に壊れてしまったというわけなのです。
壊れたという表現は、うつ病の人のことを指して使っているわけではなく、今の私にとてもよく当てはまる言葉だと思うのです。
修復することはなかなかに難しいと思います。
今すぐにどうこうできるものではないでしょう。
ただひとつ言えることは、私の周りには本当に優しい人達がたくさんいるということです。
その点において、たぶんあの課長より私は恵まれているし、幸せだと思います。
言葉にすれば自分自身を堕とすことになるから、言葉にはしない…。