お見舞いの言葉が出てこない | 同窓会ネット こぼれ話

お見舞いの言葉が出てこない

こんにちは。同窓会ネット事務局の小木曽です。

自治体所有の簡易トイレなどが救援物資として被災地に送られていることや警備に手を割けない状態であることから、花見の自粛を呼びかける自治体もあるそうです。

(どんちゃん騒ぎの果てにへべれけ~、といった花見のことだと解釈しています)

例年以上にマナーに気をつけ、節度をもってお花見を楽しみましょう。



さてまあ、地震の翌日に友人の結婚のお祝いがあったのですが、「こんな時に」とキャンセルする方もおり、小ぢんまりとした集まりになりました。
気持ちはわかるのですが……
「こんな時」であっても、お誕生日を迎える子供もいれば、一生に一度(きっとね!)の行事を迎える方もいるのです。

世間は自粛ムードですが、では、自粛して、「今」じゃなければ、良いのでしょうか。
それはいつですか?(´・ω・`)

半年後ですか? 来年ですか?
テレビや新聞が現状を伝えなくなって、自分の胸が痛まなくなれば良い……ということでしょうか。


私は兵庫県で育ちました。小学生の時に大きな地震がありました。
同じ年の3月にはオウムの事件があり、テレビはそれ一色になりました。
それが終わったら、今度は「もしこの地震が東京で起きていたら」なんて特集ばかりでした。
ランドセルでテレビをガシャーンしたろかなと思いました。

電車が通るまで半年かかりました。短い方です。
学生時代を伊丹で過ごしましたが、倒壊した伊丹駅が復興するのに4年かかりました。
兵庫県の海沿いを行く電車からブルーシートが見えなくなったのは、私が高校生の頃でした。


メディアが扱わなくなったら終わりではありません。
復興とは長ーーーーい時間を要するものなのです。

非被災者がすべきことは、テレビが取り上げなくなっても、決して忘れない事。
「不謹慎」や「自粛」などと言っていないで、いつも以上に落ち着いて経済を回し、継続的な支援をすることだと思います。

弊社でお手伝いさせて頂いている同窓会も、欠席のご連絡や会の延期が相次いでいます。
いろいろな思い、ご事情もあることでしょうが、阪神淡路大震災でどんな悲惨なことも日常の延長線上に起こるのだと身をもって知っている人間としては、会える人には会える時に会ってほしいなあという気持ちでおります。

胸が痛んでも、きちんと歩いていかなければなりません。

幸い、私たちは一人ではありません。
長い道のりにはなりますが、みんなできちんと歩いてゆきましょう。


末筆にお見舞いの言葉を、と思っておりましたが、今回ばかりは他人事のように見舞う言葉が、どうしても出てきませんでした。
代わりに、出来る事は少ないですが共に頑張らせて下さい。

原発事故等を含め、事態の収束をただひたすら願っております。



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