12月21日は共通テスト本番前、最後となる共通テスト模試の実施日だ。
この模試の結果は、多くの受験生にとって、志望する国立大学への出願を最終決定するための、事実上の「審判」となる。
これまで受験生は何度も模試を受けてきたが、今回ばかりは意味合いが異なる。
判定が悪ければ安全圏へ志望校を下げるのか、それとも初志貫徹で勝負に出るのか。
その判断を、感情ではなく「数字」という冷厳な事実に基づいて下さなければならない。
子どもの夢と現実の狭間で揺れ動く、最も胃の痛くなる一日になりそうだ。
予備校が分類する「三つの成績推移」と直前期の読み方
先日の予備校面談で、非常に興味深い話を聞いた。
この時期の受験生の成績推移には、大きく分けて三つのパターンが存在し、自分の子がどこに当てはまるかで、直前期の戦略や模試結果の捉え方が変わるという話である。
これは、不安な親心にとって一つの指針となる情報だった。
一つ目は「
乱高下タイプ」。
得意不得意や当日のメンタルで点数が大きくブレる。
二つ目は「
停滞タイプ」。
夏以降、努力しているのに点数が横ばいで苦しんでいる。
そして三つ目が、派手さはないが着実に点数を伸ばしている「
右肩上がりタイプ」だ。
予備校の分析によると、もし子どもが三つ目の「右肩上がりタイプ」であるならば、この最後の模試で出した点数が、本番における「最低点」になる可能性が高いという。
基礎が固まっており、学習習慣による定着度が高いため、まぐれではなく実力の下限値が出るからだそうだ。
もしこのタイプの子であれば、今回の模試結果は「天井」ではなく「床」として捉えることができる。
直前期の精神的な追い込みでさらに上乗せできる余地があると信じてよいというプロの言葉は、模試の結果を恐れる多くの親にとって、視点を変えるきっかけになるのではないだろうか。
うちの娘は21日の共通テスト模試という大一番を終えた直後、25日と26日には学校で年内最後となる記述模試が控えている。
クリスマスムード一色の世間をよそに、緊張感のある試験を連日こなし続けることになる。
共通テスト本番まであと34日。
その後、私立受験、二次試験と試験ラッシュが続いていく。
日々の勉強に集中できる環境作りを大切にしたい。
インフルエンザが流行するこの時期、栄養のある食事を用意し、睡眠環境を整え、ウイルスを持ち込まないように気をつける。
この時期、親ができることはほぼ限られている。
試験から帰ってきた子どもが、点数のプレッシャーを感じずに気持ちを休められるようにしていきたい。



