共通テスト本番まであとわずか。
今日は本来ならば、高3の娘の受験会場の下見に付き添うはずの日だった。
例年、娘の高校の先輩たちは近場のA大学で受験することが大半だが、今年の娘の会場は、まさかのB大学。
親子ともに土地勘がなく、自宅からのアクセスも悪い。
駅からも遠く、当日のバス移動や徒歩ルートに不安が残る場所だ。
「本番は2日間付き添ってほしい」と娘に頼まれ、今日はその予行演習として、学校の授業が少ない午前中を使って下見に行く計画を立てていた。
私もこの日のために午前休を取り、準備は万端のはずだった。
だが、明け方、謎の悪寒で目が覚めた。
布団に入っていても頭痛が止まらず、節々に走る痛みはインフルエンザの再来かと疑うほどだ。
しかし、熱を測っても高熱ではない。
ここ最近、予備校に通う娘の帰宅時間が遅くなり、それに伴って家事の時間が後ろ倒しになってる。
それでも共働き家庭の朝は待ってくれない。
毎朝安定の5時起きで家事や仕事の調整を行い、家族を送り出す。
結果、ここ数ヵ月の私の睡眠時間は連日4時間を切っている。
そこにきて、プレ更年期特有のメンタルの揺らぎと体調不良が重なる。
なんだか、やる気がしないのと、気持ちが塞ぎ込みがちなのだ。
やたらマイナス思考になる時がある。
気力だけで体を動かしていたが、ついに限界が来たようだ。
今日無理をして午前中、受験会場の下見に付き添えば、午後からの仕事はおろか、夜にある長男の塾の送迎すらできなくなるだろう。
「ごめん、今日は一人で行って」
早朝、起きてきた娘に伝えた。娘は少し不安そうだが一人で出掛けていった。
「大学受験は親子の受験ではない」と世間では言う。中学受験のような二人三脚ではないと。
確かに勉強の中身には口を出さない。けれど、食事の管理、精神的なケア、そして膨大な出費の工面と仕事の調整。
なんだかんだと言って、親の負担は減るどころか、質が変わって重くのしかかる。
更年期障害の入り口と、子どもの大学受験。
人生で最も負荷がかかる二つのイベントが同時にやってくる。
仕事は休めず、湯水のように出ていく教育費のために働き続けなければならない。
母も疲れた。
合格発表まで弱音を吐きながらも頑張る!


