ママ友トラブル⑧学校の役割 | 結婚生活のリアル。子育て世代取扱説明書

結婚生活のリアル。子育て世代取扱説明書

1女2男の3人育児に奮闘中!
我が家はステップファミリー。見栄なんかいらない。
育児、ママ友、親戚付き合い、夫婦のこと等、子育て世代が避けては通れぬ問題にリアリティー溢れる痛快な切り口で言及。
試行錯誤しながら、前向きに生きていきたい!

「この子とは遊ぶな」と言えたら
どれほどラクだろう。

長女が小学生の時に
【遊んじゃダメ認定】された
トラウマもあるし
そうではなくとも
基本的には言いたくはないセリフ。

親の判断であの子はいいけど、この子はダメ
なんて話しはよく耳にする。

私もこの子に関しては何度も
喉元まででかかっているのは事実。

傘で目をさされたり、椅子を引かれて
頭部や背中を強打してもシラを切るような
相手とは関わって危険しかない。

だが、それをされても尚、
不意打ちでゲームに
誘われたことを断らないのは
我が子にも問題はあるし、
遊んでもいいと思う気持ちがあるから
OKを出すのだと思う。

長男から「困っている」とも相談されておらず
親は静観する以外あるだろうか。

息子に
【他の子を誘ってくれないか】と言われたのが
許せなくて、泣くSくん。

この後、母親が【息子がいじめられている】
の被害者を演じるのは
いつもの流れなので
これ以上、付き合いたくない。

長男の担任に
「先生、申し訳ありませんが
子どもが誰と遊ぶか、否か。
それは自由だと思います。
誰に強制されるものでもない。

今回はゲームに間に合わなかったことで
こんなに話が訳のわからない方向に
派生していますけど。

当人同士が話し合って決める問題で
それが出来ないからと
毎回、Sくんのお母さんが
私と先生を巻き込んだとして
解決できることはほぼ、ないと思います。

これ以上話しても、時間の無駄ですので
失礼してよろしいでしょうか。」

 


 

担任が口を開くより先に

相手の母親が


「あんたの子どもは弁が立つから

強気でいられるでしょうけど、

うちの子が論破されて当然な流れを

黙認しろと言うんですか!!」


と、キレて来る。


ハイ、論破。をしているのは

そちらだけではないか。


「あなたの子どもの代弁のために

毎回、このやり取りに引きずり込まれるのは

ごめんです。


今回の着地点を、お母さんが

どこに持っていきたいのかすら

聞いていて、よくわかりません。


なにがしたくて、担任の先生と私を

呼び出したのか教えてください。」


「最初に言いました!
のぇるさんの非常識さを先生にわからせたいと!」

「わかりました。
好きなだけ、先生に聞いてもらってください。

私と息子は帰ります。」

担任が
「Sくんのお母さん。
感情的になりすぎで、なにが問題か
忘れていませんか。

学校はなんでもかんでも引き受けて
仲裁に入る場ではありません。
その役割を超えた要求です。」

それまで黙って会話のメモを取り続けていた
百戦錬磨の担任が淡々と話し始めた。


(続きます)