リビングで明らかに、ふて腐れている夫。
こちらは義母が泊まる気、満々で
風呂でも入っているのではと
気が気ではない。
義母。
絶縁前には、しょっちゅう
我が家に泊まりたいと言い出し、
客間も布団もない。と突っぱねると
｢買ってきて。｣
｢あんたがリビングで寝れば。
私があんたのベッドで寝る｣の発言をする。
｢……義母さんは｣
｢タクシー呼んで帰したよ。
さすがにありえない。
仕事をバカにされてまで
送りたくはない。
あと数時間も寝られないじゃないか！！
明日の仕事は休む！｣
なんでおまえの母親ではなく
私にキレるのか。
私だって義母のせいで寝る時間なんかない。
｢そんな簡単に休める仕事って心底、
謎なんだけど。
息子の言うことなら
すんなり帰るんだよね。
私の言うことなら義母は怒り狂うのに。
人を見て態度を変えるサマが反感買うんだよな……｣
｢すんなりではない。
今日、送らないなら代わりに
次の週末、うちに来るって。
僕も今回の件は、仕事を軽視されて
納得いかない｣
来させる気、満々でいるみたいだが。
……仕事を軽視された以前に
何もかもがおかしいだろうが。
自分の不満だけは消化できないから
親子で喧嘩するのだろうけど
そんな理由でなし崩しに来られたくない。
｢こちらは義母になにも用はないです。
交換条件の意味がわからない。
私は二度とあいたくない。｣
出た。この言い方。
私に対しては、
私の気持ちを勝手に自分本意に憶測で
解釈し
言ってもいないことを妄想で逆恨みした挙げ句、
それをいつしか
“きみが言った”にすり替えるくせに。
義母のことになると
とたんに受け身になる。
｢僕はもう寝る｣
毎度のパターン。
来週、義母がまた押し掛けてくるなら
この数年の絶縁生活がぐだぐだになる。
バカ面さげて、下僕の義父を従えて
また、嫁のせいだを連呼し、
それを毎週末、繰り返して
徐々に元の頻回な出入りと
監視する生活に戻すシナリオが見え見え。
応戦する気はない。
血気盛んなバアサンに振り回される生活。
こんなにも子離れできずに
家庭を持った40を過ぎた息子の家に
ことあるごとに突撃してきて、
わーわー、立場も考えずに
わめき散らす。
思い浮かんだ言葉を
後先、考えずに発し、
その後、発したことすら忘れて
｢そんなこと、私は言っていない！｣と叫ぶ。
いくつになっても自分が子どもを支配できると
考えている気持ちの悪い毒親。