保育園の場合、新人は複数担任のクラスに配置されることが多い。
例にもれず、私も0.1歳児クラスに配属。
まず驚いたことが、
保護者から園児を玄関で受け入れ、保育室に近寄らせない(保育の様子を見せない)こと。
小さい子は親を見ると泣いちゃうから。と言われたが、この保育園、年長児になっても行きたくないと暴れる児がいるほど。(普通はあり得ない)
生後2ヶ月から預かる園だったので、首もまだ座りかけていない子どもと
1歳児が同じクラス。衝撃だったのは、クラスにベビーカーが5台ほど用意され、低月齢児は有無を言わさずベビーカーに固定。
保育終了までベビーカーから降ろされない。
オムツ替えも昼寝もベビーカー。
首や腰がすわってくると抱っこひもで保育士に背負われ、両手には2台のベビーカーを押し、強制的に寝かしつける。
保育士はベビーカーに寝かせたまま哺乳瓶を2人同時に与える。
歩行が始まる月齢になるとサークルに隔離。
泣かせない、園児同士の接触でケガをさせない。これが保育の優先順位。
これは虐待ではないか。と直球で聞くも、
新人のくせにウザイ!と言われ、
慣習に従えと怒鳴られる。
この保育園、出産経験があるのは未亡人の園長婦人と、園長の親戚のパートの婆さん、私ともう1人のシングルマザーしかおらず。
残りは全員独身。
平均1年で辞めるため、入れ替わりが早く長くても5年くらいの保育士しかいない。
既婚者のパート、派遣社員で隙間時間を賄うも、正規職員の意見が絶対の世界。
最短、3時間で辞めた派遣がいたほどの劣悪な職場環境。
昼食は月齢順に椅子に座らされ、
離乳食中期、(2回食までは自宅で食べさせろと言う方針)、後期、完了期で1列に並び、おんぶ紐を背負った保育士が、1人で3人の子どもを担当し、順番にスプーンを口に突っ込んでいく。
後期で手づかみ食べが始まると、床に落としたおかずは3秒ルールという名のもとに、
口に突っ込まれる。
どの学年も通して同じなのだが、給食を残すことが許されない。残飯を棄てる場所がない。
口に無理矢理突っ込み、子どもが吐き出した時点で「食べた」カウントにし、トイレットペーパーで吐いたものを包み、燃えるゴミに出させる。
これは三歳児まで行われ、
年中、年長児になると最後まで居残りをさせられ、片付けの時間が過ぎても食べ終わらない場合は給食室に泣きながら謝りに行き、2度と残しません。と謝罪させにいく。
安く雇うため専門学校卒の子を積極的に採用するのだが、20才の女の子たちはこれが当然の保育と叩き込まれ、それを翌年の後輩に引き継ぐ。
私はこんな職場には我が子は預けられない。
環境がおかしすぎると園長に直談判に行った。