グループとまゆゆを一番想っていたのはさしこ。そんな指原莉乃性善説。 | 散り急ぐ桜の花びらたち~The story of AKB.Keyaki.Nogizaka

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小説家を目指しています。ゆいぱる推し 京都地元大好き 鴨川のせせらぎと清水寺の鐘の音の聞こえるところに住んでいます。







検察庁法改正案、横田滋さん死去に伴う拉致問題、そして渡部健さん不倫報道
そしてここに来ての九州地方の豪雨災害に対しての2000万円の寄付

全てに如何にもな指原莉乃らしいコメントを残し大向うを唸らせるような評価を得続ける指原莉乃。

流されるように批判の矛先を安倍政権へと向けたキャリーぱみゅぱみゅさんなどその他大勢のタレントさんたちとは一線をかした発言。
そして今回の地元豪雨災害に対する寄付は単なる良い人という評価だけに留まらず2000万円という金額以上に自らのステータスを一段あげた感もある。

指原莉乃の発信力発言力は芸能界だけじゃなく世の中の流れを左右するような力を持ち始めてる今のSNSでの指原莉乃の今の立ち位置に驚く。


ただそんな指原莉乃が惜しむらくは渡辺麻友さん引退に関してはスルーで口をしっかりと噤んでしまったこと。
時代を共に生きた彼女に何かしらの惜別の念を期待したAKBファンは多かったはず。特にまゆゆヲタは仇敵と言っても良い指原莉乃の言葉にその悲しみを少しでも癒されたかったはず。

ただこういうところがさしこのさしこたる所以で
無用な火の粉は被らない、
対まゆゆは少なからず自らを貶める案件であって、
良い人になって情けの言葉一つもかけようものなら、
それがギュインと唸りをあげるようなブーメランとなって反って来るかもしれない

国民的関心事にもなった先日のまゆゆの引退報道
Yahooニュースもまゆゆ一色で埋まるほどの異常事態
おそらくこれが渡辺麻友というアイドルの驚くべき潜在的ポテンシャル何でしょうか。そして今回の週間文春が行った坂道AKB 総選挙でのぶっちぎりの一位。
去りゆくものへの同情票なんかでは決してなく、それはまゆゆというひとつの確立したアイドルモデルをみんなが密かに想っていた証。


あの日あの時、
夕日に染まる沖縄の豊崎浜美らSUNビーチ。
壮大に開かれるはずだった49thAKB選抜総選挙
例年、6月には不順な天候が続く沖縄での開催には無理があり
嵐の為、地元の市民会館での無観客の開催となった。

グループの人気凋落を象徴するような結果にメンバーたちの顔が曇り笑顔が消えていく。ここで新たなグループの女神でも誕生すればこの光の差さない薄暗くほの暗い会場も一気に明るく華やかな視界の開けたものになっただろう。

けれど結果は巷の予想通りの指原莉乃の三連覇
完敗を喫したまゆゆはその場で即座に卒業発表
おまけに前代未聞の須藤凛々花の醜悪スキャンダルスピーチで大荒れ
メンバーだけの宴は殺気迫る殺伐としたものに変わっていく。

グループにとっては何にも生まれなかった49th選抜総選挙
というよりはAKB グループはこの結果によって這い上がれないほどの
より深い奈落に押し込まれていく
そんな指原莉乃三連覇。

もちろんさしこには自らの思い自分をとことん昇華させる権利はあるし
自分のアイドル道の限界をとことん探るのは彼女の勝手だし
またそれが勝者と敗者の姿を克明に描くことが永遠のテーマである
AKB、秋元グループのめざすところでもある。



ただ私は彼女をずっとウオッチしてきたものとしては指原莉乃性善説を取りたい
当時彼女の出場と三連覇に関しては様々な声があったのも事実。

連覇したことで、すでに辞退は確定的と見る向きも多かった
グループ内部でもトータル三度の女王に輝き連覇も成し遂げた彼女を
選抜総選挙の殿堂入り女王として扱おうとする向きもあったと聞きます。
けれど大人たちは結果としてGOサインを出す。

三連覇する事で新たなるムーブメントを巻き起こし
堕ちていくグループを救ってくれるという気持ちもどこかにあったのかもしれない。

でももしそうなら状況を見誤ったと言わざる得ない
もう世間はAKBの中に指原莉乃しか見ていない
そんな状況で自らが一人みたび頂点で輝いたとしてグループ自体にどんな化学反応が起きるというのか。

ただ賢明で、世の流れを読むに長けている指原莉乃は勿論そんな浅読みはするはずなく自分の栄光はもうグループの再興には繋がらないことは分かっていたはず

メディアとの関係で出ざる得ない状況がそこにあっったのも事実。
もちろん自身の成り上がり欲もまだまだあり、行けるところまでいってみたいという意識は少なからずあったと思う。
そこでの指原莉乃の葛藤
単純に見ればグループの未来より己の保身を選んだと巷のガヤはそれが大方の見方。けれどかなり悩んだことは彼女のインタビュー記事やSNSの発信で見て取れる








そこで私なりの指原莉乃性善説。
指原莉乃がその心の中に負けてあげるという意識はなかったか。

もちろん票の操作など指原莉乃個人でどうなるものではないです
そういうストレートな意味ではなくて

よもや三連覇なんてないだろう、さしこの読みがそこにあったということ
卒業という噂も絶えないまゆゆを思って同情票も期待できる。

連覇で一段落着いている自分のファンの落ち着きみたいなものもさしこは感じていた。ガツガツ感が消えつつあるさしヲタたち。

自らが辞退して一位になるまゆゆと
自らが出て、その頭を抑えつけられて
一位になるまゆゆとではどちらが世にインパクトがあるのか。

指原コンピュータが導き出したパフォーマンスは
出て負けて唇を噛んであげるのもひとつの選択肢としてあった。
まゆゆを踏みつけて女王に君臨するというここ数年で生まれつつある
自分のヒールのイメージを払拭する意味でもさして悪くない選択
もう一度AKBがグループとしての勢いを取り戻す為に渡辺麻友の噛ませ犬になるのもそれはそれで実のなる負け方だとさしこが考えても可笑しくはない。

勝てれば勝ったでそれは嬉しいしその時はその時
要は負けても勝っても無駄になるものじゃないということ。

一番意味の無いのは自分が辞退してまゆゆが一位になること。
そんな無味乾燥な結果よりも負けてあげてまゆゆが一位になる
それが指原莉乃の選択。


ただその経緯と想いは彼女の胸の中だけで白黒をつける
(もし打ち明けているとしたらあの人一確か)
その想いは一生誰にも漏らさずお墓まで持ってゆく

どうでしょうか。指原莉乃性善説

もしそうであると仮定して、
さしこを凌駕した形でまゆゆが勝っていたなら、AKBの人気減少の流れは止めれないまでも対坂道グループとの勢力図は変わっていたはず
ヲタは坂道には靡かず、まゆゆの卒業時期も延び、王道路線が復活したことから、さや姉、宮脇咲たんを加えた三つ巴の状況がもしかしたら、今の今も続いていたのかもしれない
そこまで指原莉乃が読んでいたとしたら。。

指原莉乃性善説
真夏の夜の果てない夢のまた夢

失われ朽ちていったブロックの欠片を組み直すように
ありし日の私達の夢を今一度紐解いて見るのも一興かと
まるで迷宮に迷い込んでしまったミステリーの謎を解くように。。。