海の声 | 西川矢右衛門(佐紀庵翁)「ことさらにことあげしてすみません」
御報告が遅くなりましたが、去年の「大人の文化祭」で「海の声」を振り付けさせていただきましたよ。

踊ってくれたのは白川涼音さんです。



事の始まりはPeaceMarkの神谷柊伍さんとくぅみさんがたまたま殺陣道協会に来てらっしゃって
KOBE ALIVE「今舞ひ〜天地雅楽」の涼音さんの練習を観てくださった事。





観終わられた後に

「俺の歌で踊ってもらえませんか?」

と柊伍さんがおっしゃられて、そのままこの企画が進み始めました!

演奏は、ヴィオリラ奏者の妃城みれいさんがなさってくださるとの事。






「何の曲を歌いますか?」

というような選曲から始まって、最終的に選んだのが桐谷健太さんの「海の声」!

↑写真は拾い画像です…すみません!



auのCMで浦島太郎のイメージがとっても素敵なこの曲に、どんな振り付けをしようか…しかも明らか男の歌のこの曲に…汗💦


初めは涼音さんが乙姫さんのような格好で踊ったらどうだろうみたいな事も考えたのですが、何度も何度もこの曲を聴いているうちに…



これってひょっとして恋人死んでない?
死んだ恋人の事を想って歌ってる…みたいにすればめっちゃロマンチックちゃう?



…と、勝手な妄想をしてしまったのですよ…汗💦


本当は「逢えない恋人の事を想って歌う歌」っていう事だと思うんですけど、その「逢えない」っていうのを突き詰めて行ったら、僕の中ではそんなイメージが膨らんでしまったんです…



恋人は死んでしまったけど、その魂は大自然の中に溶け込んで…海になり、山になり、空になり…僕の事をずっと見守っている。
そして僕はそんな君を感じたくて、今日も、明日も、お爺さんになっても…君が大好きだったこの海岸に来て歌を歌い続けるよ…



そんなイメージでもう一度「海の声」を聴くと…泣けてくるぅ〜!

西川流の右近総師がお亡くなりになられたのも、こういったイメージに影響してたのかなぁ…



振り付けは、歌っている柊伍さんを包み込むように、恋人の精霊が周りを回っているイメージで作りました。





というわけで、改めて「海の声」の歌詞を転載させてもらいます。(ええんかな?)




海の声

空の声が 聴きたくて 
風の声に 耳すませ 
海の声が 知りたくて 
君の声を 探してる 

会えない そう思うほどに 
会いたいが 大きくなってゆく 
川のつぶやき 山のささやき 
君の声のように 感じるんだ 

目を閉じれば 聞こえてくる 
君のコロコロした 笑い声 
声に出せば 届きそうで 
今日も 歌ってる 海の声にのせて 

空の声が 聴きたくて 
風の声に 耳すませ 
海の声が 知りたくて 
君の声を 探してる 

(間奏)

たとえ僕が おじいさんになっても 
ここで 歌ってる 君だけを想って 

海の声よ 風の声よ 
空の声よ 太陽の声よ 
川の声よ 山の声よ
僕の声を 乗せてゆけ





ヴィオリラの音ってとても素敵ですね。
妃城みれいさんのお話によると、このヴィオリラという楽器…もう製造が中止されてしまったのだそうで…

自分が弾き続けなければヴィオリラが滅んでしまう!

そういう強い使命感のもとに演奏活動を続けておられる妃城さんに、僕も強いシンパシーを感じました。



柊伍さんとくぅみさんは「殺陣道協会」を世界に向けて発信しようと色々計画しておられるみたいです。



みんな、それぞれの分野で頑張ってるんだ!
僕も頑張ろう!