どうでしょうのブログ

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画家/美術家をしております。
日々のちょっとした創作物や考えていることなどを書いてます。
ネットでは「どうでしょうさん」、
リアルでは「なべちゃん」て呼ばれてます。

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【新スタジオ入居/ウェルカムパーティーのお知らせ】 

現在のBankARTに事務局をおく「CreativeNetwork実行委員会」が運営する、

横浜・桜木町に出来た新しいスタジオに入居できることになりました。 

国道16号線沿いにあるので『R16スタジオ』といいます。

横浜駅と桜木町駅の間、旧東横線の高架下の空間で、半屋外のちょっと特殊な空間。 

 僕がこどもの頃このあたりの高架下壁面には様々なグラフィティ/ウォールペインティングが

隙間なく描いてあったのを覚えています。ある意味絵画との出会いの原体験のひとつ。
 R16スタジオは現状まだ、壁や窓の無い、ちょっと扱いが難解な空間です。半屋外ですので。

「3匹のこぶた」が思い思いに家を作る話が脳裏をよぎる。 

制作はもちろん、越冬に向けてもがんばります。 

 

ウェルカムパーティー: 

8月17日(金)18:00〜

スタジオアーティストなどを交えたパーティーを行います。僕も居ます。千客万来。ぜひ。 

アクセス

「R16スタジオ」(横浜市西区桜木町7-48) 

…東急東横線(横浜~桜木町駅間)の廃線跡、高架下です。

・横浜駅より徒歩12分 

・桜木町駅より徒歩12分 

・新高島町駅(みなとみらい線)より徒歩5分 

・高島町駅(市営地下鉄)より徒歩5分 

■詳細ページ

http://bankart1929.com/creative_network/download/r16.pdf

お問い合わせ: 

「Creative Network実行委員会事務局(BankART1929)」 

MAIL:cn@bankart1929.com 

TEL:045-663-2812 / FAX:045-663-2813 

〒231-0012 横浜市中区相生町3-61泰生ビル 410(事務局)

 


____________________

 

 

東京国立にある新しい形式のコミュニティスペースで、

家呑みの様な雰囲気の連続企画のひとつとして、渡辺がお話します。

ご興味ある方、ぜひ語り合いに来て下さい。

 

《止まった部屋 動き出した家》2014 / photo by Keisuke Inoue

 

 

 『ヒキコモ〜生きづらさ×アート〜』 (ゲスト:渡辺篤)

 

日時:8月7日(火)夜7時〜 参加費:1,000円 

場所:「国立五天」東京都国立市中1-10-22天神ビル3F 

 

FBイベントページ

 

・お話する内容(予定) 

1, 渡辺の自己紹介的なお話(自身のひきこもりの経緯や作品) 

2, 社会問題としてひきこもり(映像表現の暴力性について等) 

3, この夏スタートの企画「ひきこもりの人たちと写真集を作る」について 

 

…アートファンや美術関係者はもちろん、ひきこもり当事者やそのご家族、支援者の方々も歓迎です。 

その他、アートプロジェクトに興味ある美大生、ソーシャルインクルージョン(社会包摂)や、

福祉とアートの間で活動されている方もぜひ。

 

「国立五天」 

…国立駅からすぐの所にある「国立五天」。 

「家族」をテーマに、メンバーを家族として扱う(『国立家』という家族としての共同体)、

新しい形式のコミュニティスペース。宿泊しないシェアハウス。

メンバー内外の興味深い企画を多数行ってきたようです。 

今回の企画は、国立家メンバーの方にお誘い頂きました。 

ウェブサイトFBページ

 

 

ハートネットTV「もうひとつの“性”教育プロジェクト Action3」 

(画像は番組ウェブサイトより)

 

 

7月16日(月)夜放送です。

 

連続して出演している性教育特集第3段です。 

各回、放送後の反響なども反映させていることもあって、月一くらいのペースでの放送です。 

 

性教育の後進国とも言われている日本の現在の状況はどうしてそうなったのか。

だれがそれをコントロールし、ブレーキを踏んでいるのか。

これから番組で性教育の副教材を作っていく前段階として、今回僕はその中心人物の方々に

インタビューをしに行きました。

正直なところ、インタビュー前は怖くて緊張しましたが。

とはいえ、聴かずに忖度するよりも勇気を出して聴きに伺ったことで、大きな発見があったと思います。

なぜ近年の性教育は抑制されてきたのか?もしくはなぜ萎縮していたのか? 

 

(文科省に伺うときすらいつも被っている帽子を頑なに脱がなかったのに、

スタジオ撮影の日に限って帽子を忘れました。いろいろごめんなさい。。) 

 

そのほか、マイノリティ当事者の方との対話や、

先進的な教育を受けている女子校生との対話などもあります。

ぜひご覧下さい。

 

 

NHK Eテレ 

ハートネットTV 「もうひとつの”性”教育プロジェクト Action 3(ブレイクスルー2020→)』 

■放送予定日:2018年7月16日(月)20:00〜 20:30

■出演者ほか

【出演】タレント・文筆家…牧村朝子、現代美術家…渡辺篤

【司会】風間俊介、AI

【語り】Chiko、宗矢樹頼

 

番組ウェブサイト

 

 

 

 

 

【展覧会開催中!】

 

NYを拠点に活動するキュレーターJasa McKenzieによる企画展「Absences ー不在ー」が、

先日7月1日から開催されています。

日、米、台湾の3作家によるグループ展です。

…「不在/精神疾患/孤立/ひきこもり」などをモチーフとし、それらへの考察や、 東西文化間の対話を誘発する展示です。

 日本では展覧会で、精神疾患やひきこもり問題を直接的に取り扱う場合、特別に身構えたものとして語られがちな感じがしています。

 今回NYのキュレーターとの対話を通し、どうやらアメリカでは、以前から社会的/政治的テーマを中心に取り扱うギャラリー(NPO系なども)が盛んなようで。
 現在の日本での「福祉とアート」の在り方や、未だ理解の遅れている不理解や偏見、タブー性も含め、本展の日本での開催はチャレンジングなことだと感じています。
 ぜひご覧いただけたらと思います。本展を通じ、様々な立場からの対話の場が作られますように。

 

「Absences ー不在ー」 

・出展作家: 

Atsushi Watanabe(渡辺篤|日本)https://www.atsushi-watanabe.jp/

Chen An An(チェン・アン・アン|台湾)http://www.chenananstudio.com/

Maura Terese (モーラ・テレース|アメリカ) http://www.fountainhousegallery.org/gallery/artist/maura-terese

 

・会期:2018年7月22日(日)までの木〜日曜のみ開廊、13〜19時 

・会場:N-mark Gallery(名古屋市中村区長戸井町4-38 黄金4422 BLDG. 5F) 

・企画:Jasa McKenzie(ジャサ・マッケンジー)

 

■apexart website:https://apexart.org/events/mckenzie.php 

■FBイベントページ:https://www.facebook.com/events/193804134679442/ 

 

・主催:apexart 

・協力:武藤勇、N-mark 

・機材協力:ARTISTS’ GUILD 

・お問い合わせ:ukaiakiko@gmail.com(キュレーターアシスタント|鵜飼)

 

「Absences ー不在ー」会場風景(上記写真2点とも)、Atsushi Watanabe / Chen An An / Maura Terese

 

 

 

 

 

【テレビ出演】


2年ぶりにNHKハートネットTVに出ます。

前回出演時の動画はこちら
 

4月から同番組内のシリーズ「ブレイクスルー」がリニューアルし、
過去この番組で取り上げられてきた方たちとで、
社会問題をブレイクスルーする「ブレイクスルー2020→」という番組を作ります。
 

今回は、「もうひとつの"性"教育プロジェクト」と題して、

”LGBT”、”性的指向や性自認”、”性暴力”など、

性にまつわる生きづらさを抱え、学校や家庭で孤立する若者たちについて、

考え、取り組みをします。
 
先に言ってしまうと僕自身はいわゆるセクシャルマイノリティーではありません。

実は当初、荷が重いテーマだなとも思いましたが、

見方を変えれば社会に生きるすべての人が、

自分にしかない性を持っているとも言えると考えました。

「誰かの問題」ではなく、「自分の問題」として考えることが、

このテーマの取り組みに必要なことだと思い、出演をお受けすることにしました。

 

また、この問題の取り組みの中心や周辺には、

僕自身の作品で昨今、制作テーマとしている”現代社会の心の傷”や”当事者性への想像”が

あると思ったからです。

 

今回は1週限りではなく複数回にまたいでの放送です。

おそらくこの企画の準レギュラー?のような形で出てくるかと思います。
番組の作り方から変わっていて、

いわゆる教科書通りの福祉番組にしたくないというディレクターの意向の下、

知る限りこれまで僕が出演した部分についてはこれといった台本は無し。

出演者も積極的に企画を提案していたりもします。
僕はここのところTwitterなんかでも、ジェンダーや生きづらさについて気付いたことを

つぶやいていますが、そんな感じで言いたいことを言ってきました。

どんな編集になっているのだろう。

 

ぜひ観て下さい。

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ハートネットTV「もうひとつの"性"教育プロジェクト」

(ブレイクスルー2020→ 第2回)

 

■NHK Eテレ

■初回放送予定日
2018年4月9日(月)20:00〜
※都合上変更になる可能性もあります

(再放送2018年4月16日(月)13:05~)

■出演者ほか

【出演】牧村朝子,沖田×華,嵯峨根望,渡辺篤,真境名法子

【司会】風間俊介 【語り】Chiko,宗矢樹頼

■番組ウェブサイト
http://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/522/

NHK「ハートネット」ウェブサイトより

 

 

 

 

 

 

期日:1月20日
会場:天王洲セントラルタワー別館1F「Art Alone Place」 

元ひきこもりという経歴を持つふたり。渡辺篤(現代美術家)と木村ナオヒロ(ひきこもり新聞)のトーク。
渡辺の近作映像作品《わたしの傷/あなたの傷》(2017年、31分)を上映し、お互いの当事者性を活かした活動についても語り合います。

◆開催概要◆
<映像作品上映/トークイベント>
■日時:2018年 1月20日(土)19:00-20:30
※終了時間は若干の延長の可能性がございます。
■タイムスケジュール:18:40開場/19:00開演/21:00閉場

■会場:天王洲セントラルタワー別館1F 旧LA CASA NIKI (旧:ラ・カーザ・ニキ)内「Art Alone Place」
■住所:140-0002 東京都品川区東品川2-2-24
■アクセス
・りんかい線 「天王洲アイル」下車出口Aまたは出口B(スカイウォーク利用)
・モノレール 東京モノレールをご利用の場合、 浜松町より5分天王洲アイル駅」下車中央口から
・バス JR品川駅(港南口)より都営バスをご利用の場合、
[品96甲]「天王洲アイル(循環)」バスにて新東海橋または天王洲アイル下車
[品98甲]「大田市場行き」バスにて新東海橋下車
[品96乙]「りんかい線天王洲アイル駅前」バスにて天王洲アイル(シーフォートスクエア)下車
■Google Map:https://goo.gl/2anPXh
(マップ上のポインタは本館を示しています。会場は隣接する別館1Fです。)

■入場料:500円(このイベント日のみの特別料金)
■予約不要

■ウェブサイト:https://www.atsushi-watanabe.jp/video-talk/



※このイベントは、サイレントオークション企画「Art Alone Place」内のイベントです。
元レストラン店舗の会場内には、現代美術作品を中心とするオークション展示がされています。http://www.ecru-no-mori.jp/exhibition/art-alone-rest-with-art/

※飲食のご提供はありません。お持ち込みは可能です。

 

昨年NHKで放送された『ブレイクスルー|心の傷は いつか光り輝くー現代美術家・渡辺篤ー』。ありがたいことにアンコール放送があります!
1/30(月)と2/6(月)。昨年の放送は多くの方に観て戴き反響もありました。昨年見逃された方はこの機会にぜひご覧ください。
■ブレイクスルー 番組HP

アートコレクター・塩入敏治さん や 美術家・会田誠さん、芸大油画専攻で同級生だった 荻野夕奈さん、松田修くん も出てきます。
スタジオシーンではジャニーズの風間俊介さん、歌手のAIさんとお話しました。

昨年秋に参加した「黄金町バザール2016」でも展示したプロジェクト『あなたの傷を教えてください。』の成り立ちや第1作目の制作について密着されています。

その他、僕がひきこもりになった経緯やそれを乗り越えた理由についても紹介されています。

 

NHK Eテレにて
『ブレイクスルー|心の傷は いつか光り輝くー現代美術家・渡辺篤ー』
アンコール放送 1月30日(月)20:00~(予定)
アンコール再放送 2月6日(月)13:05~(予定)

あけましておめでとうございます。
今年は、夏に都内で個展を行なう予定です。ご期待下さい。
昨年は、新作プロジェクトの立ち上げ、黄金町バザールでの発表、テレビ出演などを中心に頑張りました。


早速お知らせです。
1月7日(土)『日本美術解剖学会・大会』(テーマ:逸脱するヒト)にて、僕の作品や活動について発表させていただきます。会場は東京藝術大学第一講義室。
僕の題目は「元ひきこもりの彼が現代アートを続けるわけ」です。詳細はポスター画像をご覧下さい。
学会、大学外からの方もお越しいただけます。

僕が本展での自作を語るトークイベントが、

10月10日(月・祝)の13時〜16時に開催予定です

(以前、一部で別の日程の可能性をお伝えしていました、すみません)。

トークイベントの詳細は改めてお知らせします。

今回僕はコンペで選出され、他のアジア人作家陣とともにゲストアーティストとして参加します。他にも通年で黄金町にスタジオを構え、制作活動をしている多くの作家さんも作品展示をします。

僕は、現在進行中のプロジェクト「あなたの傷を教えてください。」を中心に、インスタレーションや映像、立体など新作を複数点展示します。あえて、黄金町の街の歴史が色濃く残る、一番奥まった場所を展示場所にえらびました。

トークでは、プロジェクトのコンセプトやバックグラウンドについて、また僕が知りうる範囲での黄金町の街の変遷や、滞在を通じた経験が作品に与えた影響などについてもお話できればと思います。

ぜひ、10月10日(月・祝)に横浜・黄金町にお越しください。

■出展作家情報など:http://koganecho.net/koganecho-bazaar-2016/artist/

 

 

 

・【黄金町バザール2016】

会期:10月1日(土)〜11月6日(日)

http://koganecho.net/koganecho-bazaar-2016/

 

人に対して冷たい人間は絶対に成功なんてしないと思っていて。大事な人が間違った事をし続けているのなら、愛を持って注意したくなるし、怒りたくもなる。きっと僕は黙ってられない気質だったのだろう。

ただ、考えた末、その相手にとってちゃんと自分自身で痛い思いをして時には大怪我もする必要もあるんだと再認識した。僕自身もそうだったように。

経験をして、必然を元にしか、社会や人との相互関係の中で自分がどう生きるかは気づけないのだろう。容易く手を貸さないのも優しさかもしれない(自分自身が冷たい人間なってしまうようでそれを選ぶのは苦しいことだった)。

夢は大事だし誇大妄想のような話も時にはいいけれど、誰もが避けられない自分の放つ日常にある加害性(時に無自覚にしてしまう)や、すぐ隣の人の傷に気づけるような、配慮や丁寧さを持って欲しかった。

きっとこういう、伝えていくことのジレンマは僕に自分のこどもが出来て、愛や思いやりの気持ちを育てていく中でも繰り返し生まれるのかもと思う。

伝わらない努力はそれが続けば自分自身も疲弊させてしまう。

少し疲弊してしまったと思うけれど、僕は僕を大事に思ってくれる人のために倒れる訳にはいかないなと思ってる。
がんばろう。