ペットを飼っている人は誰でも憧れを抱いたことがあるであろう、ペットサロンに行って来た。
(ざっくり話すと私がペットサロンに連れて行くまでの気持ちと経過しか書かれていないので読むのが面倒な人はとりあえず最後の画像を見るだけでも良い。)
私が飼っているのは猫だけどちょうど良く1匹はわっさわさ毛も生え放題。ここぞとばかり伸び散らかっている。
抜け替わりの時期ともありそこら中毛も散らかり放題。
室内に干していたタオルで顔を拭こうもんなら顔面が毛むくじゃらになることなんて日常茶飯事だし、気を抜いて黒の洋服でも置いておこうもんならいつの間にか毛が付きすぎて白の洋服になっているくらいだ。
毛だけならまだしもうんぴが緩いときに至っては肛門周りの毛にうんぴをべっとり付ける始末。
毛を散らかすどころかうんぴを床に付けられるのはいかがなものだろうかと思いつつ、今までは肛門周りだけセルフカットしていた。
そんなこともあり暖かくなったら絶対、この憧れのカットをしてやろうと心に決めていた。
ライオンカットというのか、テディベアカットというのか差があまりわからないが可愛いに違いはない。
しかもこんなに毛も生え盛っているのだから、ふわふわの可愛い生き物になるに違いはない。
ただでさえこの可愛さ…
猫+おしゃれカット=爆発的な可愛さv爆発する
というのは容易に想像できる方程式である。
しかし猫のトリミングができるサロンは限られていて見つけたはいいものの公共機関からも離れてる。
そもそも地下鉄や電車に耳のいい猫を乗せるのは猫のストレスを案じて却下である。(トリミング自体猫のストレスだということを言い出したら元も子もないので聞かなかったことにする)
結果、カーシェアリングを利用した。
そこまでして行きたいのかと言われたら食い気味に行きたいと答えるくらいどうしても行きたかった。
「カットとシャンプーでどれくらい時間かかりますか?1時間くらいですかね?」
「4時間くらいかかりますね(^_^)」
「えっ?(^_^)」
カットしてもらってる間は車でお昼寝でもしよう。
まぁ多く見積もっても1時間半くらいだろう。などと軽く考えてた自分を物凄く後悔した。
車を一旦返却して家に帰って、そしてまた車を借りて4時間後迎えに行くかな。
まぁ可愛い猫ちゃんの姿を見れるならこんな面倒なことでも余裕よ。
極度の面倒臭がりの私でもこんなことできるんだ。
なんて1人ご機嫌に迎えに行った。
「猫ちゃん頑張ってくれましたよ!
これ、写真差し上げますね!」
「えっ?(^_^)」
戦慄した。
全く別の生き物がそこには写されていた。
人を殺めたことのある猫しか出来ない表情…まさか我が猫がこんな表情をするとは飼い主の私ですら震え上がった。
トリマーさんの気持ちを考えると申し訳なくて仕方がない。
えっと?これは私の猫ではないですね。
という言葉が喉まで出かかったがグッと飲み込んだ。
これは濡れているから、濡れているからこんなことになっているだけで…などと自分に言い聞かせた。
「あとこちらの写真も!」
畳み掛けるように次の写真を突き出してくるトリマーさん。
「野良猫ですね」
思わず出た。思わず心の声がでた。これは完全に、完全に野良猫だし、今世に物凄い恨みを残した猫の霊が取り憑いている。
鯉のぼりなんかでは誤魔化せない邪悪なオーラが滲み出ている。
置いてある花なんてこの後一瞬にして枯れたのではないかと不安にすらなった。
私が望んでいた仕上がりはぬいぐるみのような猫であって、怨霊が取り憑いた野良猫ではないのだ。
まさかこんな野良猫に毛が生えたような(実際には毛は刈られたが)生き物に変身するとは…
理想と現実の食い違いほど恐ろしいものはない。
これが今回心に刻んだ教訓である。
p.s.猫ちゃんの名誉のためにも可愛い写真を貼っておきます。









