しやがれで岡田さんがお土産でもって来た時に、ちょうど上巻を図書館で借りて読んでいたところでした。
なんてタイムリーなんでしょう。
主役が翔くんというのは、なんとなくわかる気がします。
エリートの官僚だし。
でも、映画化するのなら、主役は翔くんではなく女性でやってほしい。
もう1人の主役格の男性のお母さん目線で。
というのも、この物語、主役というかメインの人が複数います。
かといって、ラスホみたいな群像劇ではなく、各人の物語が、複雑に絡み合っているのです。
メインの登場人物が全員面識あるかといえば、そうではないし、
それぞれが独立した物語でありながら、一つの大きな物語になっていくのです。
あらすじをざっと言うと、太平洋戦争時にすでにアメリカで不労不死になれる方法が開発されていて、
日本もその薬によって、希望者はその施術を受けることができるようになります。
でも、皆が不老不死になると、人口が増加する一方になり、
将来的に日本は滅亡の危機に陥ることになるから、
それを危惧した政府は、不労不死の施術を受けてから100年経った人の生存権を
はく奪し安楽死させるという法律を制定しようとします。
メインの人物と時代が複数にわたるので、ちょっと混乱しますが、
百年法という法律を軸に、複雑に絡み合った話は、なかなか読みごたえがありました。
ただ、残念なのが最後のオチが、私的にはちょっと残念だったことでしょうか。
なんだろう、大風呂敷を広げすぎてまとめられずに、無理やり終わらせた感じが…。
でも、それ以外は面白く引き込まれながら読みましたし、
最後のオチも、ありっちゃあ有りなので、官僚のカッコいい翔さんを想像しながら読むのもいいかも。