WOWOWで「日本列島」やってましたね。
年末になるとWOWOWに加入して、2か月たつと(最低契約期間)やめるという、WOWOW側にしてみれば、迷惑なお客さんなことをここ数年してます。
理由は、ただ一つ。
福山さんのカウントダウンライブの中継があるからです。
で、今年も12月に入ってすぐ加入しました。
映画館に2回観に行ったし、DVDも持ってるのに見ちゃう。
やっぱり相葉さんのナレーターは好きです。
去年の今頃から、映画でのメディアの露出も始まり、同時期に並行していた21人の輪と一緒に取り上げられることも多かった。
嵐が注目されて、個人仕事も増えてきた中、一番多岐にわたっているのが翔君と相葉さんなのかな?と思います。
他の人が芝居中心の個人仕事に対して、この2人はいろんな分野の仕事をしているイメージ。
その中でも、ナレーターという仕事(自分たちのバラエティのナレーターパートとかではなく、純粋にナレーターとしての)は、相葉さんだけなのでしょうか?
相葉さんという人は、バラエティのテンションの高い姿が印象的で、声もいつも張っているイメージだけど、落ち着いて話す声はまったく違う。
耳にすっと入ってきて、優しく包み込まれるような感じ。
特に、21人のナレーションは印象的てした。
震災で明日がわからない、大人でさえも参ってしまう日々の中。
精一杯生きている子供たち。
避難していった友達、作れなくなったお米、そして亡くなった友達の誕生日。
その年齢にしては辛いことばかりだけど、その中でも笑顔でいる。
そんなドキュメンタリーに相葉さんの声は、すっと嵌っていた気がします。
画面の邪魔をせず、それでいて足りないところを補って。
感情を入れすぎず、かといって無機質ではなく。
いいバランス。
ある時は、子どもに寄り添うような声で。
ある時は、子どもの気持ちを代弁するような気持ちで。
ドキュメンタリーって、たまに「さあ、ここは感動するところですよ」的なのってあるじゃないですか。
ナレーターが主役になってしまうことも。
まあ、それも一つの形なんでしょうけど、21人の輪はそれがなかった。
目の前に起きている出来事を、怒るでもなく、悲しむでもなく、ただ事実として伝える。
でも、それがかえっていい。
何話目かの最後に雪が降っている場面で、「子供たちの楽しみがまた奪われた」という相葉さんの一言。
特に強い口調ではなかったけど、その事実が心をゆさぶる。
これこそがナレーターの力。
見るものに感情を押し付けない。
それでいて、深く心にささる。
この番組は、嵐ファンでない人がたまたま見たら、嵐の相葉がナレーターって気づかないんじゃないでしょうか。
私も番組に入り込んでしまったときは、ナレーターが相葉さんだってことを忘れたことがあります。
でも、それっていいことなんですよね。
きっと相葉さんもそう思っていたはず。
ドキュメンタリーの主役は、あくまでも子どもたちであって、自分ではない。
ただ、「嵐の相葉雅紀」というネームバリューが、この番組の役に立つのなら、と。
相葉さんがナレーターだったことによって、番組が注目され、ゴールデンタイムに特番になったのは嬉しい。
その特番のナレーターが変わったことは、大人の事情だろうから、あえて言わない。
ただ、相葉さんがナレーターだったからこそ、特番ができたんだよ、とは言いたい。
そして、日本列島。
冒頭と最後の難しいパートを任された相葉さん。
雑誌で語られていた相葉さんが選ばれた理由。
相葉さんだからこそいえるセリフ。
どうぶつ園で長年動物とかかわってきたことが、この映画の仕事につながったという。
相葉さんがよく言う、未来とは今をどうするかということ。
精一杯生きた先の未来なら、どんな未来でもよい。
その言葉通りに、それまでの相葉さんの仕事が認められてきた仕事というのがうれしい。
そしてできれば、レギュラーは無理でも、どこかでまたナレーターの仕事をしてほしい。