ラストホープ、クランクインしたようですね。
コンサートや年末年始の特番と重なって大変でしょうが、がんばってください。
ドラマとても楽しみです。
最近、時間があると相葉さんのドラマを観てます。
いままでなら、新ドラマが発表されて放送開始までの間、原作の本を読んだりしてましたが、今回はオリジナル。
そういった意味での予習はできないので、今までのドラマを復習しています。
まずは、マイガールから。
相葉さん初主演にて、私が初めてみた相葉さんのドラマです。
空気というか、雰囲気が綿菓子のようにふわふわして甘い。
主役親子も柔らかいけど、周りのキャストも皆やわらかな雰囲気を出していて、とげとげした人は誰もいない。
それでいて、ただ可愛いだけではなく、切なさもある。
まさに、相葉雅紀のためのドラマ。
前から言ってますが、切なさと可愛さの融合こそ、相葉さんの真骨頂だと思っています。
底に芯の強さがあるのはもちろんですけど。
相葉さんのふわふわした雰囲気が、話が進むうちにどんどん男らしく凛々しくなっていきます。
それは相葉さん自身の役者としての成長と、正宗くんの父親としての成長が見事にリンクされ、ドラマに奥行を出していました。
メイキングでもあったけど、顔つきが変わりましたよね。
座長としての責任感が、顔つきを精悍にさせていました。
後半慣れないドラマで、ちょっと憔悴しているところもあったけど、それがかえってリアリティを生んでました。
実際、あんなもんですよ。
いきなり子供を引き取って、慣れない育児を始めるんですもの。
自分の髪の毛なんて、かまってられません。
子育ては体力と気力が必要なのです。
まったくの偶然でしょうが、子育ての疲れ感が出てたのがよかった。
初主演のドラマがマイガールでよかったと思います。
いまどきのドラマは、キャストありきで進められることが多いと思うので、相葉さん主演で探した原作だと思うんです。
(バーテンダーのとき、Pがそう言ってましたよね)
マイガールって、そんなに有名なマンガじゃないですよね(失礼)。
よく探してきたなって感心します。
今でこそ、正宗=相葉さんに何の疑問もないけど、まだこの時は、バラエティの相葉ちゃんばっかりで、繊細な部分が表に出ることはなかったと思うのです。
だから、初主演ドラマこそ三毛猫みたいなコメディになっても不思議じゃなかった。
それなのに選ばれたのは、マイガールでした。
職業とかの設定は変えていても、正宗くんの誠実さとか、一途さとか、優しさは原作と同じ。
コハルちゃんと2人でいる姿は、マンガから抜け出したようでした。
ドラマのタイトルバックでも、マンガの一場面を2人で再現していたけど、マンガの登場人物そのものでしたよね。
何が驚きっていうと、マンガの登場人物のフォルムを、相葉さんが完璧に再現しているという。
マイガールってそんなに極端に手足が長い絵柄ではないけど、やはりマンガなんでスタイルはいいです。
現実離れってほどではないけど、モデルレベルのスタイル。
それが、同じポーズをしていても、まったく違和感がないという。
オフィシャルブックでは、原作の絵と一緒に写真も載っていて、本当にそっくりなんですよね。
特にコハルちゃんと2人で長いマフラーをしている絵は、折り曲げた膝の高さの位置までぴったりで、本当に絵から抜け出たようでした。
ドラマの内容も、萌えばかりでした。
正宗くんの寝起きとか、料理とか、裁縫とか。
そういう日常の細かいお芝居は、相葉さんはすごく上手で、とても自然でした。
大声を出してりするお芝居とかは、固いと思える場面もあるけれど、相葉さんのお芝居は繊細さが滲み出ているので大好きです。
にのやリーダーみたいに器用なお芝居でもなく、松潤や翔くんみたいに実直なお芝居でもない。
繊細な相葉さんだけのお芝居。
マイガールみたいな大きな事件が起きるわけでもない日常のドラマって、実は難しいと思うのです。
かえって劇的な事件があったほうが、話は動くし、お芝居もしやすい。
感情も抑えるよりは、出したほうが表現は簡単だと思うのです。
正宗くんは、やや控えめな感情表現で、でもまったくの無表情とかではなくて、親には年齢相応の顔も見せる本当にどこにでもいる青年。
自分の隣に住んでいるような平凡な人物こそ、演じるのが難しいのではないでしょうか。
そんな等身大の正宗くんを、細やかに演じていた相葉さん。
コハルちゃんを演じるももかちゃんの可愛さと相まって、絵本のような素敵なドラマが出来上がりました。
たとえ、これから相葉さんが主演ドラマの数を増やしても、初主演がマイガールで良かったと、ずっと思えるドラマです。