さくさく読書日記-ばかもの


貸本屋さんで借りました。

これ、内田有紀さん主演で映画化されたということで、

額子のイメージは内田さんで読んでしまいました。



大学生のヒデは19歳。

彼は大学へは行かず、年上の彼女・額子とのSEXに明け暮れる日々を過ごしている。

だが、ある日、額子から他の男と結婚すると告げられ、さらに、屈辱的な形で捨てられてしまう。

その後、ヒデは、額子を忘れられないながらも、新しい彼女もでき、

大学もなんとか卒業し、地元企業に就職するも、だんだんとアルコール依存症に陥ってしまう。

周囲の人々に迷惑をかけ、見捨てられていき、孤独をアルコールで紛らわそうとする日々。

が、ある日、飲酒運転で事故を起こしたのをきっかけに、アルコール依存症を治そうと、

病院へ入る決意をする。

一方、額子も、結婚後、片腕を失う事故に遭い、髪の毛が白髪になってしまうひどの

衝撃を受ける。

ヒデが退院して、普通の生活を取り戻しつつあるとき、とうとう二人は再会することになる・・・。



・・・あらすじを書くと、重い内容だなーと思いますが、そんなに厚い本ではないので、

わりとさらっと読めてしまいました。

冒頭から、濃厚なベッドシーンが描かれて、ちょっと引き気味に読んでましたが、

話はだんだんと重くなります。

アルコール依存症って大変なんですね・・・私、お酒飲めないので、お酒にハマるその

気持ちがよくわからなくて。

でも、「明日こそ飲まない」と誓いつつ、つい飲んでしまう・・・というヒデの行動は、

孤独を埋めるために自分を痛めつけてるような感じで、切なくなりました。

病院に入り、治療を受け、退院したあと、額子のお母さんと再会し、交流を深め、

そして、いよいよ、ヒデと額子が再会するシーンは、読んでるこちらも緊張しました。

10年ぶりに再会する二人・・・額子は、事故に遭い、片腕を失っています。

その事故の相手がダンナさんだった人・・・結局、その事故がきっかけで、離婚をし、

群馬の自然豊かな山奥に一人で住んでいます。

その自然の描き方がとてもステキで、川の流れが目に見えるようでした。

再会をして、再び惹かれあう二人・・・ここからが二人とも人間らしく生きていく、

スタートのような・・なので、後味はとてもいいです。



映画、ちょっと見たくなりました。

DVDが出たら借りちゃうかもしれません・・・。

美容院に行った帰りに撮った、表参道のイルミネーション。


さくさく読書日記-表参道

写真、相変わらずヘタだな・・・これより何十倍もきれいでした。

しかし、人が多かった・・・。


そして、帰りにちょっとヤボ用があり、銀座へ。


さくさく読書日記-銀座


クリスマスツリー。

銀座も人がいっぱいで、もう、来年からはクリスマスイブとクリスマスの

外出は絶対に控えようと思いました。

軽く人に酔って、具合悪くなっちゃいました・・・。

でも、イルミネーション、きれいでした!!


さくさく読書日記-阪急電車

W先輩にお借りしました。

有川浩さん作品、初挑戦です。

この作品、映画化されるそう・・・。


西宮北口駅と宝塚を結ぶ、片道15分の阪急今津線を舞台に、

乗り合わせた乗客の人生が少しずつ交錯していく短編集。


あらすじ、さくっとしか書けませんでした・・・。

でも、この本、すごくよかった!!

登場する人々は、

・図書館でよく見かける女性と電車で乗り合わせてドキドキする男性

・婚約者を同僚に寝取られた女性

・犬好きのおばあちゃんとその孫

・DVの彼氏と付き合ってる大学生の女の子

・社会人の彼氏からすごく大事にされている女子高生

・付き合い始めたばかりの大学生のカップル

なのですが、それぞれが関連する駅を背景にして、

それぞれのお話が描かれています。

そして、登場人物たちが少しずつ交錯していきます。


印象的なのは、婚約者を同僚に寝取られた女性のお話。

結婚の話も進んでいて、ちょっぴりマリッジブルーになった頃、

婚約者が同僚と浮気をし、妊娠してしまったことが発覚。

結果、彼は、同僚と結婚することに・・・。

華がある主人公・翔子に比べて、地味で目立たない同僚。

虫も殺さないような顔をしながら、しれっと婚約者を寝取ってしまう同僚を、

そして、婚約者をどうしても許せず、二人の結婚式に呼ぶことを条件に、

別れ話を承諾します。

式の当日、翔子は、とても高価な純白のドレスに身を包み、

プロに頼んでヘアメイクを施して、新婦よりもずっと美しい自分を見せつけて、

無事に「討ち入り」を果たす・・・というお話。

なんか、私の周りにも、この婚約者を寝取ったタイプの女子がいて、

その人を思いながら読んでいたら、スカッとしました。


他のお話も、なんか、心がじんわりするものばかり。

DVの彼氏と付き合っている女子の話もいいです。


関西に疎い私は、阪急電車と聞いても、なんとなく、車体がえんじ色ってことしか

思い浮かばず、どこをどう走っている電車なのかもわからないのですが、

それでも、街の景色や、電車から見える景色が想像できちゃうくらい、

情景豊かに描かれています。

関西に行く機会があったら、この短い線に乗って、お話の舞台を辿ってみたくなりました。


映画、見たいです。阪急電鉄がバックアップしてるらしいので、

実際の景色なんかも見れるのではないかと・・・。

初めて読む作家さんだったので、期待値はあまり高くありませんでしたが、

今年読んだ本の中でも指折りのものになりました。


この場を借りて、W先輩、またまた面白い本を教えていただき、

ありがとうございました!!