いろいろなクリスチャンの方とお話ししますが、聖書のホセア書を読まれた方ってあまりいらっしゃらない印象です。
私は預言書の中ではホセア書が好きです。
こんなに愛に溢れた書は他にあるでしょうか?
ホセアは北イスラエルの預言者です。神様の命令によって、淫乱で浮気ばかりする女と結婚し、その浮気の結果生まれた子供達を受け入れます。
ホセアはその女を愛し、子供も3人生まれますが、全ての子供がホセアの子供という事ではありませんでした。
そのうち、その女、ゴメルは、昔の恋人達に誘われて、ホセアも子供も置いて出て行ってしまいます。
それからどれだけ時間が経ったかは定かではありませんが、また神様がゴメルを見つけ出してよりを戻しなさいと命令します。
ホセアはゴメルを探し出して、遊女となっていた彼女をお金を出して買い取って再び愛します。
これは、神様から背くイスラエルに対してお前達はこのゴメルのように悪い事ばかりしている。だが、それでも愛し、救いの計画をしているというメッセージです。
しかし、それを身を持って実現させたホセアはすごいですよね。
そして、物語の最後のホセアの言葉が痺れます。
「これからもずっと俺と一緒にいて離れるな。他の男のとこに行ってはいけない。俺もそのようにするから」
なんてイケメンなセリフなのでしょうか。
色々な男に捨てられ傷付きボロボロになった彼女にはどのように聞こえたのでしょうか。
ホセアはもちろん人間ですので、きっとゴメルのした過去に傷付き苦しめられた事でしょう。様々な葛藤もあったに違いありません。
そのような中での、一生あなたを愛するという宣言は、とても重みがあります。
私も見習いたいです。
今の世の中、ゴメルのような女の子は本当に多いと思います。
そのような子達が救われ、ホセアのようなクリスチャン男性と結婚出来る事を願います。
クリスチャン男性の皆さんも、清純で処女の女の子だけを追い求めるのでは無く、処女で無くてもこのホセアのようにありのままを受け入れるという事も視野にいれて頂きたいです。
その難しさは私が体感して、一番よく分かっていますが・・・。
全ての人に幸せが訪れますように。
それでは、失礼します。