ある時、ふっと思ったことです。
なんでこんなにしんどいんかなって。
一歩前へ踏み出すのが
前を向くのが
上を向くのが
身体が重いというか、頭が重いというか
心が重いというか
そのころ私が模索していたのは、これから先の自分。
得意なことや好きなこと、やりたいことはあるけれど、
その中からこれっていう選択も、これとこれっていう組み合わせも、
どうしたいんかなっていうのも、なーんか重かった。
そんな時は動いてみよーーー
て色んな所へも出かけてみたけど、なにか腑に落ちなくて。
うまくいかない時は堂々巡り。
そして不安ばかりが大きくなる。
それがある時、ふっと思えた。
もうコレはいい。
コレは私じゃなくていいや。
その瞬間、両手いっぱいにつかんで固く握りしめていたのを、指1本だけ開いて、
「私でなくていい何か」がそっと外へ滑り落ちた気がした。
きっとそれが手放す瞬間。
手から離れる瞬間、うっすらと密やかにきらめいた気もした。
時間を置いてまた1つ、また1つと、「私でなくていい何か」を見つけて手放していった。
ぎゅっと握りしめていた両手の中が軽くなると、心も軽くなる。
そうやって、「私でなくていい何か」が減った分、両手に残ったのは「私でなくてはな何か」のほうが多くなってた。
いま思うと、
うまくいかない時、先が見えずに不安な時、自分に自信が持てない時、
こわすぎて、両手いっぱい何かをつかんで、開けないくらい力を入れて握りしめていたな。
私じゃなくていいって思えたのは、
私と同じものを大切に思い、
私が生きたい世の中と似てる世の中を夢見ている誰かに出会い
「私でなくてもいい何か」を委ねられると思ったからかな。
きっと、安心できると信頼してもいいって思える相手との繋がりが、私に勇気を持たせたのかもしれませんね。
去年よりも、ぐんと軽やかに、春を迎える支度をしています~~