「島の女/Boy on a Dolphin」(1957年)がようやく
10月8日にDVD化されるらしい。
待ってました、首を長~くして。
というのも、舞台となるエーゲ海の美しい海洋風景は、
クリアな高画質でなければダメなのだ。
凡庸なストーリー、と映画ファンに評されるけれど、
この作品の魅力はロケーションと映像美につきる。
映画のことをpictureとも言うけれど、まさに絵がいい作品のひとつ。
ハイライトは何と言ってもソフィア・ローレン演じる海女が
海から船に這い上がるシーン。
その豊満な胸が当時の男たちの目を釘付けにしたことだろう。
そして、クリフトン・ウェッブのリゾート・スタイルがいい。
トロピカル・ウーステッドのビスポーク・ウエアをかなりさりげなく着こなす姿がダンディで憎い。
残念ながらアラン・ラッドは、カウボーイの衣裳の方がお似合いだ。
監督はジーン・ネグレスコ。モンロー主演の「百万長者と結婚する方法」で有名だが、
ナイスバディの女優を撮るコツを心得ている。というか、単なるスケベ親父なのか?
ちなみに、この作品がソフィア・ローレンのアメリカ映画初主演だそうだ。
原題は「イルカに乗った少年」。もちろんこの映画、城みちるとは一切関係ない。