小林桂樹さんと言えば東宝の「社長シリーズ」だが、
丹阿弥 谷津子と上原謙主演の「東京のえくぼ」(1952年)を
思い出してしまった。
小林桂樹さんの役柄は交番の警官。ちょい役である。
でも、その役割は冒頭とエンディングを飾る重要なポジション。
社長シリーズよりも前の作品になるけれど、脇役ながら実にいい雰囲気を
この作品にもたらしている。あの主役級の高峯秀子が婦警の脇役で、
小林桂樹さんと同じくらいのポジションで描かれていることを考えれば、
小林さんの役がいかに重要かがわかるというものだ。
ジェームス・スチュワートのように善良で、ジャック・レモンのように愉快で軽妙な男。
いつも小林さんの映画を観るたびに、そんなふうな形容が頭に浮かんだ。
改めてご冥福を祈らなくても、神様がこの人に冥界の幸福をもたらすことは間違いない。
まっかな太陽燃えている
果てない南の大空に
とどろきわたる雄叫びは
正しい者に味方する
ハリマオ ハリマオ
ぼくらのハリマオ
「怪傑ハリマオの歌」 Song by 三橋美智也 昭和35年1月12日
提供は森下仁丹。毎週火曜日の7時半、こどもはTVに釘付けだった。
しかし、何てデタラメなインドシナの描き方。





