シェルブールの雨傘のラストシーン。
雪の降るシェルブールの港街。
戦地に赴いた恋人と別れ、裕福な男性と結婚した
カトリーヌ・ドヌーブ(役名失念)。
数年ぶりに故郷であるこの港町を訪れガソリンスタンドに立ち寄る。
メルセデスW120(通称 Ponton)のハンドルを握る
彼女の傍らには昔別れた恋人との一粒だねが。
ウィンドウを開け、ガソリンスタンドの従業員に声を掛けようとすると、
そこにいたのは愛していながらも戦争で引き裂かれた昔の恋人だった。
彼は、このガソリンスタンドの経営者になり、家族を持つ身に・・・。
嗚呼、なんとキレイなラストシーン。
「恋愛は成就しない方が美しいと思う」(ジャック・デミ)。