今日は、曇りだが20℃に届くそうだ。
今日は、曇りだが20℃に届くそうだ。
春になると、軽やかなスーツやジャケットが欲しくなる。
男の服装というのは、実はとても単純で、
女性のようにバリエーションが豊富ではない。
極端に言ってしまえば、スーツとシャツとジーンズがあればほとんどが賄える。
その本質は、ワンパターンながら微差に見えるカット、素材で
雲泥の差が出るところにある。
シルエットひとつ、生地の質感だけでダサくもなれば、格好良くもなる。
写真のスーツは「batak」のカッティングだ。ここのスーツはどれも素晴らしい。
購入はパターン& イージー オーダーのみ(これ当然だよね)だが、
出来映えは数あるテーラーの中でも珠玉。というか、本場英国サビル・ロウのテーラーでも
ここまでキッチリした仕事をするところは皆無に等しい。
春先から初夏にかけて着るスーツには、ライトウェイトの、
シルクやモヘアの混紡がいいかもしれない。
色合いは明るいグレーか、ベージュ系がいいか。
どんなに暑くても、パリっとスーツを着ていたいのだけれど、
さすがに盛夏はしんどい。とくに計画停電とくれば、
今年の夏はランニングにステテコ、といった植木等ルックが好都合。
でも、夜はスーツを着て、綺麗なお姉さん集うパーチィにでも出かけたいものだ。
「The Night Porter/愛の嵐(1975年)」。
裸のシャーロット・ランプリング、若かった。
ダーク・ボガード、渋かった。
デカダンである。実にデカダンであるが、
映画はイマイチだった。
サスペンダーの新しい使い方を世界に指し示した点ではその功績は大きい?
軍服マニアの知人が、これと同じコーディネイトを実践してみたそうだが、
シャーロット・ランプリングと言うよりも、
フレディ・マーキュリーになってしまったと失望していたことを思い出す。
3月なのに、今日は雹が降った。
完璧。W201こそ、最高のメルセデスだと思う。
見てくれはショボい。スタイルももはやオールドファッションド。
でも、内容はすごい。1トン強の軽いボディながら猛烈な剛性。
サイズは5ナンバーサイズ。室内のスペースも必要十分。
でいて、マルチリンク。乗り心地はまさにメルセデス。
「目を閉じて走らせると、Sクラスに乗っているようだ」と
葉巻をよく吸う自動車評論家が評していた。
メルセデスがアジリティなんて言っているけど、そのずっと前から
このW201はアジリティ・コンセプトを持っていた。
だって、2.3-16や2.5-16はDTM(ドイツツーリングカー選手権)で
ガンガン走って、勝っていたんだから。
2.6の直6が隠れた名車と言われているが、
2.0の4気筒(M102)で十分。よく仕事をする丈夫なエンジンだ。
このクルマの最大の弱点は、コンパクトクラスなのに、Eクラス並みの整備費と
Sクラス並みの消耗品の多さにあると思う。とにかく年を重ねると金がかかる。
Sクラスをつくる基準で小型車をつくったんでそれも当然と言えば当然だが、
本当に金がかかる。コスワースチューンの2.3-16や2.5-16はさらに金がかかる。
でも、惜しみなく金をかけて整備をするとその見返りは他のメルセデスの比ではない。
残念ながら、お金がかかるせいか、中古車市場にはいいタマがない。