20年前は、シャルベのシャツをよくオーダーしていた。
バブルっていたわけだ。
パリのバンドームにある本店でも買った。
三越でオーダーしていたので、本店でも自分のデータが引っ張り出せたわけだ。
パターン・オーダーにもかかわらず、三越で買えば当時で3.5万円。
いま同店でオーダーすると5万円台だという。
ここのシャツはどこがいいかというと、ビスポークシャツには見えない作りだが、
とにかく丈夫であることに尽きる。
ヘビーローテーションで着ても10年以上もった。
最後までクリーニングの仕上がりはシャキっとしていたように記憶している。
高級な仕上がりのシャツは最初はすばらしいが、着込んでいくと劣化が著しい。
それに比べ、シャルベのものはいかにも既製品のような雰囲気だが、
まるで劣化しない。いつまでもビシっとしている。
だから、高くても元が取れそうな気がする。
それにしても、現在の5万円台という価格はいかがなものか。
現地では3万円よりも安いはず。
だからパリに行く時は、シャルベのシャツ(白か薄いブルー、カフスはM.I.L.)を
買いだめしておきたい思いに駆られる。
お店はリッツのそばで、バンドーム広場に隣接しているため観光客が多い場所だが、
店員も外国人には慣れていて接客も親切だ。
最近は、中国人客が多いらしい。