アブドゥル・ジャバーである(写真の真中 33番)。
NBAの伝説的なセンタープレイヤーだ。70年代~80年代に活躍した。
UCLAからミルウォーキーバックスに入り、後にLAレイカーズで
黄金時代を迎える。この人の何がすごいかというと、
入る学校、入るプロチームを必ず常勝チームにしてしまうこと。
そして、あの有名なスカイフックシュート。
これが決まりだしたら、相手チームの選手は手が出せない。
オバマ大統領と同じように、彼も白人と黒人の混血(ムラート)である。
富裕な家庭に育ち、UCLAでの成績もかなり良かったと言う。
ホーム用の黄色い33番のユニフォームは、70年代のヒーローウエアだった。
コメディアンのチェビー・チェイスが主演した映画でも、
LAレイカーズ・ファンという設定で、確か33番のユニフォームを劇中で着ていたはずだ。
アディダスと契約していて、ジャバーというモデルもあった。
写真はUCLA時代のもの。白いコンバースのチェック・テイラーを履いている。
当時のバスケット・ユニフォームは、今よりもずっとタイトで
ショーツは腰もヒップもぴったりしていた。腰穿きやルーズフィットはまだ登場していない。
60年代末期のNCAAは白人選手から黒人選手への移行期で、
南部のような白人選手だけの学校もあったが、UCLAは写真のように
もうすでに黒人選手の方が多い。
ジャバーが所属していた当時のUCLAは黄金時代で、負けを知らないチームだった。
