ジェームス・ボンドの生みの親、イアン・フレミングが愛用した
50年代製の「ロレックス エクスプローラーⅠ」が今年の夏、
ランカスターにあるNational Watch & Clock Museumに展示された。
彼は、自身が所有していたロレックスからヒントを得て
ジェームズ・ボンドの時計を「ロレックス・サブマリーナ」に設定した。
同博物館には彼の時計と共に、ショーン・コネリーが「Dr.No」で身につけた
数点の「ロレックス・サブマリーナ(初期モデル)」も展示されていると言う。
何やら、フレミングのロレックスは彼の死後20数年間、
銀行の金庫の中に保管されていたそうだ。
こういう地味な今となってはサラリーマンでもちょっと無理すれば買える時計は、
メンズ雑誌であまり取り上げられない。でも、まっとうに働く男の時計
という感じがして好感がもてる。
しかし、広告出稿欲しさにウン百万もする時計を頻繁に取り上げる男性ライフスタイル誌を、
不景気で右往左往している日本の男性諸氏はどう見ているのだろうか。
私自身、もうウンザリという気もするのだが。