ちょっとスポーツについて。
日本でスポーツというと、「競技」や「肉体的鍛錬」をどうしてもイメージしてしまう。
けれども、欧州ではチェスや競馬観戦もスポーツ誌面を飾るし、五輪競技にしようという動きさえある。
そもそも「スポーツ」とはラテン語や古仏語から生まれた言葉らしいが、
その意味は「気晴らし」や「暇つぶし(仕事をしない)」、「遊び」というようなものだった。
これが明治以降の軍事国家政策には合致しないため、「精神鍛錬」や「集団規律」のような
意味に曲解されて今に至っているようだ。
だから、他国ではコンピュータゲームを「eスポーツ」として捉えているが、
日本ではこれに対して否定的だ。
欧米の視座で捉えると、職業としてスポーツに取り組む人たちがやっていることは、
スポーツというよりもビジネス。彼らはトレーニングウエアを着て生活の糧を稼ぐ
ビジネスマン/ビジネスウーマンなんだろうか。
ふむふむ、つーことは、日頃暇つぶしでゴルフをしているオッサンは正しいスポーツマンであり、
石川遼は優秀なビジネスマンなわけだ。
で、何を言いたいかというと、あり余る暇をスポーツして"つぶしたい"のだが、先立つものがない。