かつての模型少年は、こういう広告を見るとワクワクしてしまう。
44年頃に登場したマスタングの後期型P51D~以降の機種だろうか。
この機種は、燃料積載量がデカくて、火力も充実していた。
ロケット弾も装備できたはずだ。
2次大戦時終盤にもうバブルキャノピーを採用していて、
そのいかにも空力的なスタイリングは世界の戦闘機の中で先を行っていた。
それまではメッサーシュミットのようなカタチで、味方に誤射されることが多かったそうだが、
このD型以降は明らかに先進の装いをまとった感じだ。
高高度性能は、この頃になると日本の戦闘機など相手にしないレベルになっていたので、
日本の進攻へ投入されたら大活躍しただろうが、その前に日本側には
もう戦闘機が尽きている状態だったので、空中戦もクソもない。端からバンザイである。
このマスタングの初期型にエンジンを提供していたのは、なんとGMのベンチャー部門だった
アリソン社。すぐにロールスのマリーンエンジンに換装されるが、それでもGMはいろいろ
頑張っていたのだなぁ・・。