日本ではデパートがニッチモサッチモ行かないらしい。
海外はどうなんだろうか。
ロンドン オクスフォード通りにある「SELFRIDGES」は今年で
100周年を迎える老舗デパートだ。
この節目を記念して、いろいろな催しやコラボを実施している。
そんな販促施策の中に、「ABSOLUT®ウォッカ」との限定商品開発を見つけた。
これは、元々ある「ABSOLUT®ウォッカ 100」という商品と100周年を引っかけて
「SELFRIDGES」のテーマカラーであるイエローの樹脂カバーでボトルを包み、
記念商品にしたものだ。「ABSOLUT®ウォッカ」は記念ボトルをよく作るらしく、
何やらコレクターが多い。なので、こういう品は当然コレクターズアイテムになる。
事実、もうebayで盛んに取り引きされている。
他にも、同じ100周年を迎えた「ジョニー・ウォーカー」とコラボで
「SELFRIDGES」バージョンの黒ラベルを限定発売していた。
「そこでしか買えないもの」というのは価値がある。
どこででも買えるものを、定価で売っている商売はきびしい。
ネットでモノを手軽に買えるようになった今、PCのディスプレイ上はデパートの売り場と化す。
平均的なお客に焦点を合わせた、凡庸な商品しか売っていないリアル・デパートで
モノを買う意味が果たしてあるのだろうか。
時間、場所、個数を限定した魅力的な独自の商品があるならば、そこへ行くしか買う方法がない。
つまり、買い手は売り手の言うことを聞くしかない。
お客の言うことに耳を傾けることだけが正解ではない。
有無も言わさずお客を隷属させるぐらいのパワーがないとダメなのかもしれない。
昔のデパートはそれがあった。贅沢品は、デパートでしか買えなかったわけだから。
「ほしかったら、買いに来い!」ぐらいの気概なのか・・。

