コバ処理について | 神戸 柿渋染めレザー革小物 販売/教室 Doublemoon(ダブルムーン)星野朋也

神戸 柿渋染めレザー革小物 販売/教室 Doublemoon(ダブルムーン)星野朋也

ダブルムーンでは、経年変化を楽しんでいただける「柿渋染め、ブライドルレザー、ヌメ革」を中心に革財布・革小物を作っています。
すべての工程を手作業で行い、質感や細部まで手を抜かないこだわりで、革小物への想いを形にしています。

DOUBLEMOON星野です。

先週末、以前通っていたレザークラフト教室の忘年会(ちょっと早めの)に参加してきました。

現役で学んでいる方々と話すと、習いはじめた頃を思い出し、初心に戻る気分になりました。


で、、質問を受けたのがコバの処理。そういえば、当初より随分改良しています。。。

コバ処理の目的は「丸く角を落とす、繊維の密度を高めることで強度を高める」という点です。

で、、、どうしているかというと。


まず縫い終えた後、





コバ面を粗めのヤスリで貼り合わせた断面を平坦にします。







ヘリ落としです。豆カンナを使う方もおられますがDOUBLEMOONはヘリ落としを使います。

ヘリ落としの方が細かい角度調整ができるためです。


番手の大きいヘリ落としでザックリ落とした後、番手の小さいヘリ落としで細かい角度調整を行います。





その後は番手を変えながら耐水ペーパーで磨く~CMCという薬品で磨くを繰り返します。





ここまでくるとコバは非常に固くなっています。





ようやく黒の染料でコバ染め。




少し光沢がなくなります。


そこで、、、、





トコノールを塗り込み磨きます。





光沢が戻ってくるので仕上げに蜜蝋でコーティング。


こうしてコバが完成します。



上から見ると丸いコバになっています。



この手順をもっと詳しく知りたい方のためにレザークラフト教室を開いています。


次回は1月開催予定です。


以下よりLINE@ を登録いただけるといち早く情報をお伝えします。

https://line.me/R/ti/p/%40vkc5683s



次回のイベントは、、、

11月28日(水)~12月2日(日) 川西阪急です。
ぜひお越しください。