犬用ドライフードでクッシング症候群ケア!獣医師がすすめる食事療法
●クッシング症候群と犬用ドライフードわんちゃんにもクッシング症候群があるのをご存知ですか?クッシング症候群は別名「副腎皮質機能亢進症」と呼ばれ、脳の下垂体や副腎が腫瘍化することで起きることが多いです。多飲多尿、脱毛症、腹囲膨満、皮膚の色素沈着…これらの症状がある場合、愛犬がクッシング症候群になってしまっている可能性があります。一度病院に連れていきましょう!獣医師として日々診療していると、多飲多尿や脱毛といった症状を主訴に来院するわんちゃんがクッシング症候群だったということがよくあります。クッシング症候群の原因はさまざまです。年齢や犬種はクッシング症候群のリスクを上げる要因です。8歳以降の老犬、ダックスフンドやプードル、テリア種では発病のリスクが上がります。基本的には脳腫瘍または副腎腫瘍が原因でありますが、腫瘍や自己免疫疾患、炎症などの治療の際に使われる薬の副作用によってクッシング症候群が引き起こされることがあります。これを「医原性クッシング症候群」と呼びます。さらに、肥満症によってクッシング症候群が悪化してしまうので、肥満傾向であることもリスクファクターとして挙げられます。●クッシング症候群の怖さクッシング症候群の治療は大掛かりなものが多く、わんちゃんと飼い主さん両者に大きな負担をもたらすことになります。腫瘍が原因の場合は外科的摘出が適応となることがありますが、困難な場合も多いです。放射線療法を使うこともありますが、いずれにせよ高額医療となります。また、腫瘍を摘出できない場合は内科的療法となります。一般的にクッシング症候群の投薬は一生涯続けなければなりません。これも飼い主さんには金銭的・時間的・精神的負担を強いることになります。●クッシング症候群はケア・予防ができる!クッシング症候群を「ケア」するには、お伝えしてきた外科的摘出、放射線療法、投薬による内科的療法、これらの治療以外にできることがあります。それは「食事療法」です。また、これらの治療が必要になる前に「予防」することが大切で、食事療法によってクッシング症候群よ予防できる可能性があります。一度病気になると苦しい思いをしてしまいます。病気になる前に正しい食事管理で予防していきましょう!●クッシング症候群の犬に適したドライフードの条件とは?わんちゃんにとっても飼い主さんにとっても脅威であるクッシング症候群。クッシング症候群の治療期に正しい食事をとらせないと、症状を悪化させてしまうことになります。さらに、肥満症や糖尿病、甲状腺機能低下症を併発してしまうこともあり、病状はさらに悪化します。さらなる病気が併発する前に、正しい食事管理によって予防する必要があるのです。クッシング症候群は糖質コルチコイドというステロイドホルモンの過剰分泌によって引き起こされる疾患です。食事管理に必要なポイントは「低糖質」であることです。また、肥満症などを軽減させるためにも「低脂肪」であることも重要になります。「食物繊維」を豊富に給餌することも糖質の吸収を抑えるために必要です。●犬のクッシング症候群の予防および治療に適したドライフード犬のクッシング症候群を完全に予防することは困難ですが、食事管理によって予防できたり、症状の悪化を抑えることができます。「低糖質・低脂肪」であることはもちろんですが「良質で豊富な食物繊維」「無添加・無農薬」ということも、クッシング症候群のみならず、その併発症をも予防・治療する上で重要なポイントです。これらの条件を満たした上、多くの獣医師からも支持されている療法食をご紹介します。【犬心 糖&脂コントロール】飼い主さんからのリピート率も高く、満足度の高い療法食です。クッシング症候群だけではなく、その他の栄養性疾患の治療および予防にも適したドッグフードになっています。愛犬に食事療法を取り入れて、少しでも多くのわんちゃんが苦しい思いをすることなく日々楽しく過ごすことを獣医師として願っています↓低糖・低脂肪ドッグフード