アル中、OD、鬱の三拍子。おっさん足して四拍子。どうも、おっさんです。
コンビニの深夜バイトやってると、アル中の仲間たちにはそらもうたくさんご来店いただくわけですけど、やっぱ一店員には何も言えないんです。
売り上げになるからじゃありません。
プライバシーに踏み込めないからです。
それでも、止めたくなる人はいます。
真冬のある日、500ml缶のストロング系を買って行った兄ちゃんは、酒を飲み干してそのままマンションの屋上から飛び降りたそうです。
表情にはでなくとも、雰囲気はありました。
何か優しくできていたなら、と今でも思います。
たかがコンビニバイトに何ができたんだ、とも。
昨日は、常連のお婆ちゃんがやってきて、レジでポロポロと泣きだしました。
「息子が帰って来ない」と。
僕にはやはり、話を聞くくらいしかできません。
酒を飲んでも、現実は変わりません。
アル中だったからこそ、分かります。
寧ろ、その現実はお酒が引っ張ってきたものでしょう。詳しくは聞けなかったですけど…。
されど、悲しくて、寂しいでしょう。
されど、お酒を飲んでも悲しくなるばかりでしょう。
それを、僕は止められませんでした。
「身体が心配ですから、ほどほどに」とか言えたらよかったのに。
一旦どん底まで落ちないことには、這い上がれない人もいます。
丸い背中を見送り、僕は無力さを噛み締めます。
どうか這い上がってください。
「プライバシーに踏み込めない」とか言ったけど、それはそうなんだけど、もう一つは勇気もなかったんです。
今夜も来て貰えるなら、「お酒辞めたくないですか」と聞く勇気を出そうと思う。
ただ、お酒を辞めても、辛い現実は変わらない。
そこに責任を持てない。
でもできたら辞めてほしい。
自傷癖とか、拒食症なんだろうなぁ、とか。
頑張ってほしい、幸せに生きてほしい。
天気や気温の話よりも、本当に伝えたい言葉はたくさんあるのに、それが逆に人を傷つけることもあるから、言えない。
コンビニバイトで1番きついのは、そういう…「ほんとに優しくしなきゃいけない人に優しくできない」ところだったりするんじゃないか、なんて思う。
みんなはどうしてんのかなぁ。
自分には関係ないって割り切れるのかなぁ。
僕が社会に適応できてないだけなのかなぁ。
なんてねぇ…。
実際、キリはないんだよな。
一人一人の人生に寄り添っていくのには。
でも、怪しいサイトばっか登録してる困ったおじさんに協力するよりは、よっぽど助けが必要だよな…。
…よし、俺!頑張るって決めたぜ。
頑張れなかったら、店長に相談しよう!!
何かはやっておこう。
こうやってまた悩んじゃうから。