日向坂46総出演の深夜ドラマ「DASADA」が昨夜の放送で最終回を迎え、放送前はファッション題材というテーマに乗れるかの懸念もあったんだけどコメディに特化した演出とストーリー展開のテンポ、あと何と言っても日向坂メンバー達が演じるキャラクターの魅力で期待以上に毎週の視聴が楽しい3ヶ月だったわぁ。まぁAKBの「マジすか学園」シリーズ同様、後半からの急展開と詰め込み感もあの枠の伝統としてあせる

 

かつての「Re:Mind」と同じく、どうしても演じたキャラクターの役割や重要度によってメンバーごとの存在感に差が生じてしまうのは仕方ないけれども、やっぱり演技力と芝居っ気が抜きん出ている印象だったのはシャオリさん=渡邉美穂で、特に主人公こさかなとの中盤回におけるDASADA本格始動のきっかけとなったあの雨中の号泣シーンには、こちらも深夜に涙腺決壊させられたほどに響いたからねぇ~。

 

こさかなも雰囲気や佇まい、あと個性派の中でごく自然にニュートラルな魅力を醸し出して中央に存在する、主人公としての説得力が乃木坂46ドラマ「初森ベマーズ」の時の西野七瀬に通じるものを感じさせられて、現在の日向坂において彼女がエースでありセンターとして根を張っていることの意味とか価値をも表していたような。ただ彼女が演じる佐田ゆりあの究極な天然キャラ、自分が最高に可愛いと思い込んでいる女の子と、美穂が演じる沙織の父親役の野間口さんが絡むと、天然妄想女子×野間口徹、の組み合わせにAKB48SHOWの名作コント「妄想少女・大場美奈」の匂いも嗅ぎ取らされてしまったのは不可抗力でしょ汗

 

そして、今はドラマが終わってしまった事自体への寂しさに加えて、これでドラマ放送中でのグループ卒業となった井口眞緒の姿も見納めとなってしまった無念やらやるせなさやら、も胸に去来してたり…とろろちゃん、が妙に味わい深いキャラだっただけにやっぱあの独特の存在が日向坂から失われるのはホント惜しまれるというか、「DASADA」で改めて証明されてしまった感すら抱かされ。もう日向坂からの卒業、芸能活動も引退は仕方ないとして、まだ「ひなあい」で最後の挨拶をしてくれるワンチャンに期待!