昨夜の舞台版牙狼「神ノ牙-ＪＩＮＧＡ-」観劇は、もちろん牙狼のファンとしてあの世界観のライヴ表現が興味深く、またＴＶシリーズの「神ノ牙」の補完ストーリーとして押さえておくべき重要性を感じて足を運んだけれども、まず純然たる牙狼ワールドそのままな演出のライヴ化とＴＶ版「神ノ牙」との明確な繋がりを描いた裏側の物語として満足させられた上に、牙狼だからという要素を抜きにしてもアクション、映像、音楽面それぞれに贅沢なエンターテインメント空間としての魅力に満ちたステージに圧倒されっ放しだったわ～
ＴＶシリーズ同様の出演キャストは主役のジンガ、アミリ、番犬所組のみで舞台オリジナルの面々が主だったけれども、今作ではキャラ３役がＷキャスト体制だったので日替わりに出演者の顔ぶれが変化に満ちており、その起用キャストも豪華な声優陣とアイドル界の顔ぶれが名を連ねていた事でもより注目だったんだけど、昨日のＷキャストの組み合わせではＡＫＢ４８チーム８の小田えりな＆元アップアップガールズの仙石みなみ＆声優の福圓美里、という舞台ならではの共演が実現しロビーも華やかなことに…
牙狼の舞台化なうえ、ヒロイン格としてＡＫＢチーム８のおだえりが出演する、というのも観劇意欲をそそられた要因となったのは正直な気持ちで昨日の公演日を選んだのもＡＫＢおだえり＆元アプガ仙石みなみ、という組み合わせに惹かれたのも大きく。まだ公演が続いているから具体的な感想は控えるけれども、ＡＫＢ関係のステージである「豆腐プロレス」リアル興行や舞台「マジムリ学園」への出演経験がありそれぞれにステージ映えする存在感を発揮してきたおだえりへの期待感に十分応えてくれる魔戒法師ぶりで、ラストのどんでん返しでそれまでのストーリー内における印象がガラリと変化する重要かつ難しい役どころのヒロインを精一杯に演じ切った好演に唸らされて、ホント叶うならばすぐにでも握手会に足を運んで感想を伝えたいほど
しかしよもや、牙狼ファンとしてＡＫＢおだえりのグッズを手にする事になろうとは
実は昨日は、舞台と全く同じ時間帯に「ＡＫＢ４８グループ歌唱力ＮＯ．１決定戦」決勝戦が開催されていて、本当はおだえりも予選2位という好成績で決勝戦に進出していたのでＷキャストという舞台の性質上、もしかしたら休演してＡＫＢメンバーとしての大きなチャンスを選択できる可能性もあったかもしれず仮に彼女がそちらを選んだとしても許された状況だったようにも思えたけれども、先に「神ノ牙」舞台出演のスケジュールが決まった後で実地された「ＡＫＢ歌唱力ＮＯ．１決定戦」予選において、予選2位での決勝戦進出が決定したその日のうちに、あくまで既に決まっている舞台出演を優先する意思を表明した心意気が嬉しかったし、出場権を獲得していたＡＫＢのビッグイベントの裏側でグループの看板を背負って外仕事を全うする姿勢が頼もしくもあり、そういう意味でもより感情移入させられて昨日という日に牙狼のステージに存在する彼女の熱量を目撃できた事は貴重な体験だったように思えるわ。
それに、やっぱり現状の４８グループに向けられる好奇と揶揄も含めた世間一般の目線と反応の中で、今はＮＧＴ以外の４８グループメンバー達にも少なからず影響や動揺が及ぶだろうしそれはファンも同様だろうけれども、だからこそ外仕事の舞台でＡＫＢメンバーとしての価値を証明する奮闘をみせてくれた昨日のおだえりや、歌唱力ＮＯ．１決定戦という舞台で彼女たちの本分であるアイドルとしてのステージ活動の魅力を発揮してくれた決勝戦ファイナリストの各グループメンバー達の姿には、単に物語の内容や楽曲の世界観を超えた部分でも感動させられて励まされもしたんよねぇ…