ピンナップ・ガールといえば、バーガ・ガールだね。。。 検 手描き・バーガ一代・守り神
表紙が違うだけで、誤って二冊も購入してしまった
バーガス本・・・・英語版と日本語訳版。
二冊もどうすんねん!
日本語和訳バージョンに、アルベルト・バーガスの
歴史が書いてある。英語だとチンプンカンプンだが、
和訳があるから理解しやすい。・・・・
ピンナップ・ガールの元祖 アルベルト・バーガスは、
1935年に創刊されたアメリカの人気雑誌
“エスカイア”から衝撃なデビューを果たし、
熱狂的な支持を得る。
1940年~1950年代、戦場へ出向く
兵士たちの守護神として、運命をともにする爆撃機に
ペイントされた“バーガ・ガール”は、
ノーズ・アートの先駆けとして、
その人気は、世界中を席巻した。
どれを第一号に手描きしてみるか、迷いに迷ったが、
バーガス本から感銘を受けたのは、これや!これや!!
タラワというところに上陸する海兵隊を写した
このぞっとする軍事写真の中に、・・・・
丁寧に折りたたまれ、広げられた“バーガ・ガール”の
ピンナップがそこにある。
アメリカの兵士たちにとって、象徴になっていた様子が
うかがえる。
なんかとてつもなくリアリティがある。・・・・
バーガ・ガールが兵士たちの守り神だったんですね。
手描きで和柄を描いていてよく思うことに、
それぞれの図案そのものが、
お客さんの守り神みたいなもんだということ・・・
ではないでしょうか。。。そうあってほしいなぁ(笑)
葛飾北斎の文昌星トリオたち。。。三者三様三つ巴 検 彩色・抜染・手描き
元絵は、文昌星・・・
葛飾北斎八十四歳の時のものです。・・・・
鬼のようにも見えますが、北斗七星の一つ・文昌星を
擬人化して描いたものです。
北斎自身、北斗七星を信奉していたらしい。
90歳で亡くなるまで70年以上も現役で描き続けた。
手描きでどのようにできるかをわかってもらうためには、
この文昌星トリオの画像が一目瞭然ですね。
真ん中は、ライダース革ジャンに描いたもの・・・
元絵の色味で描けばこんな感じ。。。
※左から、抜染・色つき・モノトーンのトリオたちです。
パンパカパーン・今週のハイライトの漫画トリオか
ベサメ・ムーチョのトリオ・ロス・パンチョスやね
フルッ!!!
※ジーンズは、左が抜染・右が彩色のモノトーン
デニムはもともと糸を撚って染色されたものを
綾織りされています。
しかし染色は、撚られている糸の芯までは、
染まっていないために、色の抜け方に、
微妙な差がでるということです。
ジーンズによって、色の抜けかたに
微妙な違いがでるのがおもしろいのです。
彩色は、元絵の色もいいですが、
モノトーンにしてもなかなかおもしろい・・・
画狂老人卍(北斎のこと)VS 手描きバカ一代・・・
鼻息けっこう荒いですわ(笑)
大徳寺 蟠龍図・・・・検 手描きお誂え・京都・禅寺・リメイク・狩野探幽・鳴き龍
狩野探幽の作品が、これで三日続くことになる。
大徳寺の蟠龍図。徳川幕府の御用絵師 狩野探幽の作です。
ドーム状になった天井に画かれた龍は、
地面の敷瓦の上で手を叩くと、
天井の龍も共鳴して音をたてるので
「鳴き龍」と呼ばれています。・・・・
こういう発想ってなかなかいいですね。
大徳寺蟠龍図は、探幽35歳の時、
そして妙心寺雲龍図は、55歳の時の作だそうです。
そう言われてみれば、雰囲気はどこか似ていますね。
そういえば、“日光を見ずして結構というなかれ”の
日光東照宮陽明門の天井画も、狩野探幽です。
わざわざ京都まで、ジーンズを持参するというのは、
どう考えてもめんどくさいものです。
そこまでしていただいていることに、
いつも頭が下がります。
手描きさせていただいたそのジーンズを
実際にはいてもらって、
お客さんの日常の生活に溶け込み、
京都での思い出が詰まったものとして、
喜んでいただけることが何より、仕事の誇りにつながる。
ジーンズに手描きというご縁を通じて、
仕事の腕を一層磨く機会をいただき、
「カッコよく!!!」というご期待に、
「お見事!!!」という評価をいただけるように
なりたいものです。
手描きをするということは、お客さんの「主義・主張」を
ジーンズに表現することだということに、
気づいたのもお客さんとのご縁があったからこそです。