手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ -70ページ目

ピンナップ・ガールといえば、バーガ・ガールだね。。。 検 手描き・バーガ一代・守り神

表紙が違うだけで、誤って二冊も購入してしまった

バーガス本・・・・英語版と日本語訳版。

 二冊もどうすんねん!


日本語和訳バージョンに、アルベルト・バーガスの

歴史が書いてある。英語だとチンプンカンプンだが、

和訳があるから理解しやすい。・・・・


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-バーガガール1

ピンナップ・ガールの元祖 アルベルト・バーガスは、

1935年に創刊されたアメリカの人気雑誌

“エスカイア”から衝撃なデビューを果たし、

熱狂的な支持を得る。

1940年~1950年代、戦場へ出向く

兵士たちの守護神として、運命をともにする爆撃機に

ペイントされた“バーガ・ガール”は、

ノーズ・アートの先駆けとして、

その人気は、世界中を席巻した。

どれを第一号に手描きしてみるか、迷いに迷ったが、

バーガス本から感銘を受けたのは、これや!これや!!


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-バーガス本写真

タラワというところに上陸する海兵隊を写した

このぞっとする軍事写真の中に、・・・・

丁寧に折りたたまれ、広げられた“バーガ・ガール”の

ピンナップがそこにある。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-バーガガール2

アメリカの兵士たちにとって、象徴になっていた様子が

うかがえる。

なんかとてつもなくリアリティがある。・・・・

バーガ・ガールが兵士たちの守り神だったんですね。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-バーガガール3

手描きで和柄を描いていてよく思うことに、

それぞれの図案そのものが、

お客さんの守り神みたいなもんだということ・・・

ではないでしょうか。。。そうあってほしいなぁ(笑)

葛飾北斎の文昌星トリオたち。。。三者三様三つ巴  検 彩色・抜染・手描き

元絵は、文昌星・・・

葛飾北斎八十四歳の時のものです。・・・・


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-文昌星 元絵

鬼のようにも見えますが、北斗七星の一つ・文昌星を

擬人化して描いたものです。

北斎自身、北斗七星を信奉していたらしい。

90歳で亡くなるまで70年以上も現役で描き続けた。

手描きでどのようにできるかをわかってもらうためには、

この文昌星トリオの画像が一目瞭然ですね。


真ん中は、ライダース革ジャンに描いたもの・・・

元絵の色味で描けばこんな感じ。。。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-文昌星トリオ

※左から、抜染・色つき・モノトーンのトリオたちです。


パンパカパーン・今週のハイライトの漫画トリオか

ベサメ・ムーチョのトリオ・ロス・パンチョスやね


フルッ!!!


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-彩色と抜染

※ジーンズは、左が抜染・右が彩色のモノトーン


デニムはもともと糸を撚って染色されたものを

綾織りされています。

しかし染色は、撚られている糸の芯までは、

染まっていないために、色の抜け方に、

微妙な差がでるということです。

ジーンズによって、色の抜けかたに

微妙な違いがでるのがおもしろいのです。


彩色は、元絵の色もいいですが、

モノトーンにしてもなかなかおもしろい・・・

画狂老人卍(北斎のこと)VS 手描きバカ一代・・・


鼻息けっこう荒いですわ(笑)

大徳寺 蟠龍図・・・・検 手描きお誂え・京都・禅寺・リメイク・狩野探幽・鳴き龍

狩野探幽の作品が、これで三日続くことになる。

大徳寺の蟠龍図。徳川幕府の御用絵師 狩野探幽の作です。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-蟠龍天井画

ドーム状になった天井に画かれた龍は、

地面の敷瓦の上で手を叩くと、

天井の龍も共鳴して音をたてるので

「鳴き龍」と呼ばれています。・・・・

こういう発想ってなかなかいいですね。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-大徳寺蟠龍1

大徳寺蟠龍図は、探幽35歳の時、

そして妙心寺雲龍図は、55歳の時の作だそうです。

そう言われてみれば、雰囲気はどこか似ていますね。


手描きバカ一代 どっと.ていらーのブログ-大徳寺妙心寺
 

そういえば、“日光を見ずして結構というなかれ”の

日光東照宮陽明門の天井画も、狩野探幽です。

わざわざ京都まで、ジーンズを持参するというのは、

どう考えてもめんどくさいものです。

そこまでしていただいていることに、

いつも頭が下がります。

手描きさせていただいたそのジーンズを

実際にはいてもらって、

お客さんの日常の生活に溶け込み、

京都での思い出が詰まったものとして、

喜んでいただけることが何より、仕事の誇りにつながる。


ジーンズに手描きというご縁を通じて、

仕事の腕を一層磨く機会をいただき、

「カッコよく!!!」というご期待に、

「お見事!!!」という評価をいただけるように

なりたいものです。


手描きをするということは、お客さんの「主義・主張」を

ジーンズに表現することだということに、

気づいたのもお客さんとのご縁があったからこそです。