妙心寺の雲龍図といえば・・・・検 ジーンズ・和・和柄・京都禅寺・八方睨み
07夏.JR東海「そうだ 京都 行こう」の
キャンペーン・ポスターになっていた
妙心寺の八方睨みの雲龍です。
京都に来られるかたが知っていて、
京都にいるほうが知らないことって
たくさんあります。
京都検定を受ける京都好きなかたのほうが、
すごい京都通ですね。
「同じように驚いて 同じところでうなづいて
そうして この夏 家族になっていく。」
というコピーもなかなかいいじゃありませんか!
狩野探幽が八年がかりで描いたという八方睨みの龍。
昨日の日光東照宮の昇龍・降龍も狩野探幽です。
この妙心寺の雲龍図には、こんなエピソードもあります。
「雲龍図」が完成した日。
妙心寺から贈られた謝礼は「白銀200枚、酒10樽」。
探幽は「薄少なり(少ない)」と受けとりません。
困った妙心寺は、あらためて「白銀2,000枚」を
贈ります。
「よろしかろう(いいだろう)」と
探幽は、出された謝礼には目もくれず、
すべてを寄付し、呆気にとられる僧の前を
大笑いして去っていったといいます。
(白銀200枚=現在の紙幣価値は約3000万円)
白銀2,000枚ということは、約3億円です。
ちなみに計算してみました。
8年で3億円・・・ということは、時給換算するとですね
1日24時間×365日×8=70,080時間。
3億円÷70,080時間≒4,280円。
1日8時間寝て、16時間がんばったとしたら、
時給@6,420円です。
こういう話を聞いたりすると
俄然がんばって描いてみたくなるんだよね。
自分が知ったことを多くのかたにも知ってほしいし、
そんな背景を少しだけでも知って、
京都に行く・妙心寺に赴くのもよし。・・・・
ついでに私のとこへお立ち寄りいただければ、なおよし。
行くのめんどうだから。。。
忙しくて行けないんで。。。
手描きで辛抱しとこかぁ~・・もあると思います(笑)
私のところは、白銀2,000枚もいりませんよ。
白銀1枚が、150,000円という計算になるから、
白銀一枚の10分の一くらいです(笑)
抜染 狩野探幽の昇龍・降龍。。。日光を見ずして、結構と言うなかれ
日光東照宮陽明門内部の天井に描かれた
“八方睨みの昇龍・四方睨みの降龍”を
抜染したものです。
狩野探幽の作品です。
ネットで龍の追っかけをしていたら、
京都から一足飛びに栃木県日光へ来ました・・・
でも行ったことはありません(笑)・・・・・
みやびの「日光東照宮」と
わび・さびの「桂離宮」と・・・称せられるそうです。
日光は江戸のほぼ真北にあり、
陽明門は真南を向いています。
北天は宇宙の中心であり、不動の北極星を中心に
星々が規則正しく運行する。
江戸から見ればその要の位置に日光があることから、
家康は江戸と北極星を結ぶ宇宙の中心軸に
祀られることによって、日本の平和の守り神に
なろうとしたとのことです。・・・・
三代将軍家光はできた孫ですね。
東照宮で有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の
三猿の彫刻は、猿の一生をもって
人間の生涯を風刺した物語となっているのですが・・
こんなん持っています。エヘ。。
“見る猿”“言う猿”聞く猿“です。(笑)・・・・
しょうもなぁ~
しょうもないもん大好きです!
日光を見るまで、もう結構と言うな。・・・
けっこうの三猿じゃ!
京都といえば、舞妓はぁ~ん・・・検 ジーンズ・手描き・舞妓・芸妓・竹内栖鳳
ぽっくりの下駄にだらりの帯という格好もあるせいか、
素人目には、芸妓さんよりも舞妓さんのほうが、
京都らしさを感じる人も多いかもしれませんね。・・・
ミーハーすぎるかな(笑)
ジーンズに手描きした竹内栖鳳の
「アレ夕立に」の舞妓はぁ~んです。・・・
「四季の山姥」という舞の・・・
「アレ夕立にぬれしのぶ・・・」というところの
一瞬の美を捉えたものだそうです。
扇子で顔が隠れているのが・・・またこれがいい。
どんな容姿をしているのか
見てみたくとも見ることができない・・・
なんとも言えないもどかしさが心に残る。
舞妓・芸妓さんは、京都の祇園をはじめとする
※花街の※置屋に所属していて、
そこから各※お茶屋に送りだされます。・・・
今風に言うなら、派遣社員でしょうかね(笑)
注釈
※花街(かがいと読みます)・・・
お茶屋や置屋が集まっている街のことです。
京都には現在、
「祇園甲部(ぎおんこうぶ)」
「先斗町(ぽんとちょう)」
「上七軒(かみしちけん)」
「宮川町(みやがわちょう)」
「祇園東(ぎおんひがし)」の五つの花街があります。
それぞれの花街の舞妓・芸妓が総出演し、
日頃の芸の研鑽ぶりを披露する「をどり」は、
京都の春を代表するイベントの一つです。
祇園甲部の「都をどり」・
上七軒の「北野をどり」・
宮川町の「京おどり」・
先斗町の「鴨川をどり」と
次々にそれぞれの歌舞練場で開かれていきます。
そして祇園東の「祇園をどり」は唯一、秋の開催です。
※置屋・・・
舞妓・芸妓さんが所属している店のことです。
舞妓・芸妓に芸事やしきたりを教え、
お茶屋に送り出すことが仕事です。
※お茶屋・・・
お座敷と呼ばれる部屋をいくつか持ち、
お客の要望に応じて、芸妓さんやお酒・料理など
必要とする全てのものを段取りする店のことです。
これで、ちょっとだけ、京都ツウに
なっていただけましたでしょうか?(笑)