きみからの電話はいつも突然で。
「泣きじゃくってくれてたそうで」
って、何で知ってんじゃ!
あーあ、目が腫れたわよ。
思い出すと夢のようだわ。
きれいだったなー。
正直、きみのほうはあんまり見えなかったけど。
とても素敵な一夜だったわ。
昼間嵐が吹き荒れていた。
そうよ、昔から、きみたちのライブの日はしょっちゅう嵐がきていたわ。
天が割れて稲妻が走っていた日もあった。
でも、
嵐は嵐でも、
あの日は虹が出ていたみたいね。
本当にスペシャルデーだわ。
そして帰りに定期を無くした。
今までどんなに酔っぱらっても財布や定期を無くすことはなかったのに。
まぁ、いっか。
再発行に1000円かかったけど。
まぁ、いいわ。