あーぉ、あーぉ、あーぉ、(よくわからん鳴き声を発してみた)
…きみをみた。
電波に乗って。
『こんにちは、お久しぶりです。お元気ですか?
また風邪ひいてませんか?』
心で話しかける。
電話すりゃ、つながる。
メールでもいい。
家に来いって言ったら、タイミングがあえば来る。
でも、画面の向こうにきみをみると、なんだかとっても遠くに感じて。
さかもつと「はーげはーげ、衣装似合わね」
なんつって悪態つきながら見てしまうのも、『わたしたちはあんたのこと知ってんだぜっ、遠くないんだぜっ』て心理からきてるような気もする。
しかし、いいのだ。
きみはもぅ。
バイバイ、もう、知らんわ。
愛したわぁ、すごく愛した。
今までで一番、一生分。
精神すり減らして
ストレスためて
激太りするくらい
…きみに病んだ。
ごめんね、ばかはわたしだ。
きみがなくっちゃ、いや、きみとわたしでなくっちゃ、世界ははじまらないと信じていたし、
きみ以外の人との人生はあり得なかった。
きみになりたかった。
きみの好きなものを全部教えて欲しかった。
きみの歴史や記憶も。
きみの思うことも。
ぜんぶ。
そして頭の先から爪先までぜーんぶきみにぴったりくっつけて、頭の中も心もおんなじにして、どこにも隙間がないくらいぴったりひとつになりたかった。
素敵。
そんな盲目になれるくらいの恋をありがとう。
こんな経験って滅多にできないはずよ。
そしてわたしはこの病的な恋心を持っていたことを否定せず、いやむしろ羨ましいと思いつつ、次の恋を探します。…いや、恋は無理だ。
だってアレが恋だったんだもの。
わたしが探すのは夫婦になれる男性。
互いを思いやり、認め合えるような関係を築けそうな、建設的で健康な愛。
理性が吹っ飛んで自己を破壊するような恋愛は封印。命がいくつあっても足りないわ。
だからね、未来を見据えた健全な恋愛をするの。
美しい過去をありがとう。
大事にするわ。