8月末に見てきました。

美しく、品があって、良質の文学作品のようなお芝居でした。

思わず、ため息がもれるような。

まあさまの軍服姿は一分の隙もない。横顔のシャープなあごのライン、上着の下から細く長くみえる足。

うらら嬢のドレスは美しく、なかでも大きくみえる背中はことのほか美しく。

 

美しいと感じた理由は声のトーンにも理由があります。

私、まあさまのしゃべり始めのトーンが以前から大好きでした。

電気自動車の発進みたいなんですけど、わかります?

すーっと自然にはじまるんです。素人だとしばらく間があって話そうとするとタンが絡んだり(さすがに宝塚ではありえませんけどね!)、男役さんだと勢いがありすぎて台詞がききとれなかったりしますけど、まあさまはそれがない。

すーっと、安定した、自然な口調を頭から終りまでキープしている。

この口調のなかに、まあさまの知性や温かさをほんのり感じるわけです。(ま、もちろん役によって違いますけど、今回のようなあて書きのお芝居では特に感じます。)

 

うらら嬢のちょっと低めの声のトーンもよかった。

成熟した大人であり、格の高い女性という感じがしました。

どうにも、最近の宝塚は娘役が幼すぎる傾向にありましたから、大歓迎でした。

 

当の本人たちは生きるのに精いっぱいで、傍から美しいとかいわれる筋合ではないかもしれませんが、黄昏ってすべてのものを美しくセンチメンタルにさせてしまうのよね~。

 

wowowで見たまあさまについて。

次のトップの方に伝達式はあるのか?

というナイスなご質問。

まあさまは、真風さんが異動してからずっとことあるごとにお話をされてきたとのこと・・。

このまあさまのリーダーとしての素質のすばらしさ!

組子にはあくまで温かく、次のトップへは心構えをさりげなく丁寧に。

これ、宙組の伝統にしてほしい。

真風さんは、自分がまあさまにしてもらったように、キキちゃんにしてほしい。

キキちゃんは宙で大きくなると思う。

愛ちゃんのファンも応援してほしい。

愛ちゃんもそれを望んでいると思う。

 

とにかくよい作品でした。

ショーもよかったんですよ。リフトとか、銀橋のジャンプとか、そこまでするの~と思いましたけど、まあさまのプロ根性を見ましたね。

ご本人が絶対の自信を持って見せてくださっているのなら、ファンとしてはただただ楽しむだけです。